「アジアの郷愁」弐: 駄菓子屋アイテム

公開日 : 2014年09月01日
最終更新 :
筆者 : Okada M.A.

マニラの駄菓子屋が、日本の昭和三十年代、四十年代にどこの下町にもあった駄菓子屋と、その立ち位置がそっくりなのは、前回の「駄菓子屋ストリート」でお知らせしたが、今日はまたマニラの「路上観察学」よろしく、そのアイテムに迫ってみよう。

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ベーゴマ: ベイブレード、これは日本の駄菓子屋における大正時代からの伝統玩具と言って良い。アジアに広く受け継がれていくのだろうか。

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マニラの駄菓子屋で売っている駄菓子や駄玩具は、これも昭和の日本に良く似ていて、ビン入りで小分けの砂糖菓子や牛皮でつくった練り菓子、ベーゴマ、忍者や戦争のガジェット、皮膚の上に移す刺青シール、オリジナルのアクセサリーを作れるキットなど、驚く程似ている。値段も5ペソから10ペソが標準で、日本円で十数円から二十数円で、昭和の三十年代がそのままマニラに残っているかのようだ。

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ビン入りの菓子: 可愛いだけではなく、子供らしい悪趣味なものもあって、入れ歯の形をしたグミなどもある。長いのはパッケージ付の場合、ウォーム: ミミズ・グミとネーミングがある。

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どの店もオバサンやオヤジが仕切っているのも同じ形態で、子供達の商取引の最初のシミュレーションでもあり、商品棚から即レジスターといった、なんの駆け引きもない商取引にはない味わいもある。

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小分けのガラスのショーケース。「あっ、それじゃなくて、その右の奥の!」「どれでもイッショだヨ!」などと聞こえてきそう。

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男の子の興味を引くのは、やっぱりメカや武器で、戦争関連のアイテムや戦士の装備品に心惹かれるのは困った性分ではあるが、古今東西変わりがない。あともう一つの重要なアイテムは、「気味の悪い生き物」系。

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私が小学生の頃、何故か男子小学生の間で「リリアン」が流行ったことがあって、いつも女の子と遊んでばかりいる「いかにも」な男子だけではなく、普段は荒っぽい遊びばかりのヤンチャな男子が夢中になってリリアン織りに集中する、という不思議な現象があったが、今のマニラではこの、アメリカ産リリアンの「輪ゴム織り」が正にそれ。大学生位まで男女を問わず一大流行。

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