2011年フランス3大ニュース

公開日 : 2011年12月29日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

2011年も残すところあと3日となりました。今年もフランスでも色んなニュースが

報道されました。他の特派員の方もすでに3大ニュースを書かれているようなので、

切り口を変えて、2011年を振り返ってフランス男女のニュースと南仏関連のニュースを。

☆世界からも注目されたフランス男女のニュースと言えば・・・

●5月に起こったIMF国際通貨基金専務理事ストロスカーン氏が客室係の女性従業員に

性的暴行を加えた疑いで訴追されたことですね。その後の裁判やストロスカーン夫人の

対応も何かと話題になりました。

その後、IMFトップには打って変わって女性のクリスティーヌ・ラガルド財務相氏

●10月には来年の大統領選を控えているサルコジ大統領とカーラ

夫人の間に初めての子供である女児が誕生したことですね。

サルコジ大統領にとっては3度目の結婚で子供の誕生は何度も経験しているようですが

激務の間を縫って病院に駆けつける姿が印象的でした。

☆南フランスに関係のあることに絞って3大ニュースをまとめてみると・・・

●4月「ブルカ禁止法」施行 

4月11日、公共の場所での顔全体を覆う衣装の着用(例:ブルカやニカブ)を禁じる法が施行。

これはイスラム教徒女性の装束に関係があるが、特にイスラム教徒系の移民の多い

マルセイユや南仏では反発が出ました。マルセイユの街を歩いていると黒オバQのような

全身を覆った人とすれ違うことがあるのですが、確かにびっくりするのです。

宗教の自由とは言え、実際に外から見ると誰が中に入っているのかわからない不安感が

あります。例えば、スリ、強盗もこの衣装を悪用したら?・・・。公共の場所ではやはり

顔は見せて欲しいですよね。

●9月マルセイユでG7開催

G7こと先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議が開催され、欧州債務問題からはじまった

世界経済の減速に対して各国協調して対応することで合意した。

特に、、金融市場安定に向けて協調し、為替相場については協議して、適切に

対応することも確認して閉幕をした。閉幕の9月9日までマルセイユは物々しい

警備体制がしかれていたことを思い出します。

●9月 南仏の核関連施設で爆発し死傷者が5人。

フランス南部ガール県マルクールにある原子力関連施設で9月12日午前11時45分頃

爆発事故が起きました。1人が死亡、4人が負傷した。

仏原子力庁(CEA)報道官は「現時点で外部への放射能漏れはない」と語る。

今年、日本の福島で起こった原発事故以来フランスでも原発反対のデモが各地で

開かれていました。特に、南仏には多くの核関連施設があるため人々の関心も高かった。

みなさま、個人の3大ニュースはいかがでしたか?

私の3大ニュースは3月に地震の影響で帰国を早めなければいけなかったことと、

その後フランスでの募金支援活動に協力できたこと。

5月にサンティアゴ・デ・コンポステーラを10年ぶりにそこで拾った犬と一緒に訪ねたこと。

あとは11月にコロンビアを旅行して素晴らしい人とのふれあいができたことでしょうか。

今年も最後まで読んでいただきありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。素敵な行く年来る年をお過ごしください。

(12月のお題"2011年3大ニュース")

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