南仏プロヴァンスの子育て環境 アイテム編
今月のお題の続き、"世界各地の子育て環境"はアイテム編です。
まずは、おんぶに抱っこ布(ひも)を紹介しましょう。
エコブームの影響もあり南仏だけではなくフランス全土でも
よく見かけるようになりました。
移民の多いマルセイユを歩くと、アフリカ系の女性が大判の布で
赤ちゃんを背中におんぶや抱っこしている光景をよくみかけます。
朝市でお母さんがどんなに買い物で忙しくても、おしゃべりに忙しくても
後ろの赤ちゃんは大抵スヤスヤと寝ています。
これは西アフリカではバーニュ、東アフリカではキテンゲと言われる布。
それにヒントを得て、数々の商品が開発されています。
布使いのものはエシャップ、リングで調整するものはスリング、
クリップでとめるものはトンガと種類も色使いも豊富で選ぶのも楽しく
値段は布だけだと非常に安く、スリングで40〜100ユーロまで色々です。
布だけのものは巻き方にちょっとした練習がいるようですが、一度覚えると
大変便利で、シンプルでオシャレ、且つコンパクトで持ち運びやすいと評判。
そして、親子の密着度も高いので子供の様子がよくわかると人気です。
あとは、赤ちゃんの部屋とママの寝室をつなぐベビーモニターは必需品。
フランスでは産まれたばかりの新生児であっても、最初から1人用の
ベビーベッドや子供部屋を用意します。ママが添い寝、親子で川の字になって寝ると
いうことはありません。モニターから赤ちゃんの泣き声がするとママまたは
パパが様子を見に行き、おっぱいやミルクをあげるようです。
なんだか小さな時から独り寝で自立させられる?こちらの子供たち。
両親が出かける際や仕事の際にベビーシッターにお願いして子供を預ける時にも
独り寝の習慣がついているので親離れ、子離れもしやすくなるようです。
日本人的にはなんだかちょっぴり可哀想な気がしますが、大人と子供の世界が
はっきり別れているお国柄、やっぱり子育ての仕方もずいぶん違いますね。
"今月のお題 世界各地の子育て環境"
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