フランスBIOビオ事情 その1

公開日 : 2013年02月20日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

去年の夏からゆるいマクロビオティック(以下マクロビ)生活をはじめて

BIO(ビオ)について学び始めたマルセイユ特派員です。

BIOとは、フランス語Biologie(生物学)の略語です。

通称ABマークが食品に入っていればその食品は無農薬で

有機栽培によるものということになっています。

ABはAgriculture Biologique (有機農法)の頭文字。

英語だとオーガニックになりますね。

その定義に関しては、非常に複雑なので今回は触れずに

フランスの一般的なビオ事情をお話します。

AB mark.png

EU最大の農業国フランスは1981年に世界で初めて有機農業の

統一規格を法制化した国です。

しかしながら、ビオ先進国はドイツ、オーストリア、ベルギーなどで

ビオ製品の生産や消費は他国に遅れをとっています。

フランス政府が積極的に支援しているせいか、急速にビオ製品が増え、

現在は専門店でなくても大型スーパーでも独自BIO製品が多くなりました。

品物にもよりますが、価格も普通の商品に比べると30%くらい高いだけで

買いやすくなっています。朝市でもBIO専門のお店があります。

IMG_3169.JPG

特にマクロビオティックを始めてからは「一物全体」

(ひとつの物を食べるときはできるだけ丸ごと食べる)を基本に

しているので、可能なものはビオ製品を購入するようになりました。

ビオで買える物には野菜、果物、穀物だけでなく、オイル、ビネガーなどの

調味料、卵や乳製品、ビスケットなどのお菓子、コーヒー、紅茶などの飲料。

化粧品やコスメ類も充実していて、シャンプー、石鹸、化粧水、乳液、化粧品

など買えない物はないくらいです。薬局でもビオのコーナーがあります。

身につける衣料品も下着からシャツまで有機の製品があり専門店もあります。

IMG_3174.JPG

フランスに旅行の際は各地の朝市やフランス全国にあるチェーン店の

大型スーパーのカルフール、ビオ専門店のチェーン店BIO Coopなどが

お薦めです。

BIO Coopのホームページ http://www.biocoop.fr/(フランス語)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。