夏のバカンス注意事項 健康編
日本も千年に一度の猛暑と言われているようですが、フランスも暑いです。
南仏プロヴァンスも36.37.38度と天気予報の最高気温が発表されて
思わず体温なら平熱、微熱、高熱だなーと(笑)熱と言えば危ないのが
熱中症です。今回は、夏のバカンス注意事項として健康編をお届けします。
夏のバカンス注意事項 犯罪編はこちらの記事で
熱中症は少し注意で防ぐことができます。バカンスの時だけでなく、
普段から気をつけておくといいのではと思うポイントをあげてみました。
1. 体調を整える
旅行中は睡眠不足や体力減退など無理をしがちです。体調の悪いときは
暑い日中の外出や運動は控えて、朝晩過ごしやすくなって行動して
日中は南仏プロヴァンス人にならって、日陰でのんびり過ごしたりお昼寝を!
2. 服装に注意する
日中出かける際は、帽子をかぶりましょう。また、出来るだけ通気性の良い
身体を締め付けない洋服を着ましょう。
3.水分補給はこまめに
のどが渇いたと思っていなくても、こまめに水分補給を心がけましょう。
できれば常温で水分をとりましょう。意外に冷たい水は量が飲めませんし、
身体の消化器官が冷えてしまいます。冷えた水などを飲んで胃が冷えると、
温度を戻そうと体内の血液や水分が急速に胃の周辺に集中することで、
さらに脱水症状が進みます。特に高齢者や、動脈硬化など疾患がある人は
脳や心臓、腎臓などで血液が足りなくなるので、死につながることもあると
いわれていますので特に気をつけて下さい。
また、暑いからといってビールやワインなどのアルコール
飲料も進みがちですが、体調を考えながら摂取しましょう。
汗をかいて塩分が失われるので、薄い食塩水やスポーツドリンクなどもお薦めです。
ちなみにフランスのスポーツドリンクは下記のものがあります。
風邪などの熱で水分が失われた時にも便利です。だいたいどこの
スーパーやお店にもおいてあるスポーツ・ドリンク2品。
スポーツ・ドリンク世界シェア・ナンバー1という「Gatorade」
オレンジ味など甘くて飲みやすいようです。
炭酸が抜けたような風味のフランスではメジャーな「Powerade」
次に、熱中症かもしれないと思ったら下記の応急処置
・ 涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する
・ 衣類をゆるめて休む
・ 体を冷やす(できれば氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。
またはうちわなどであおぎ、風を送って冷やす。)
・ 水分を補給する 水分だけではなく、失われた塩分も補給する必要がある。
(薄い食塩水またはスポーツドリンクなどを少しずつ何回にも分けて補給)
反応が鈍い、言動がおかしい、意識がはっきりしないといった場合は、
すぐに救急車を呼びましょう。と同時に、上記の処置をしておきましょう。
意識がはっきりしない、意識がない場合の水分補給は厳禁です。吐いてしまう
場合もあるので、横向きに寝かせてのどを詰まらせないようにします。
フランスの場合の救急車は自分で救急車を呼ぶ場合,電話は15番,
S.A.M.U.(サミュ)にかけてください。S.A.M.U.とはService d'Aide
Medicale Urgenteの略で、緊急医療援助体制のことです。
フランス全土をネットワークで結んでいます。
救急車には救急機器が装備され,医師が同乗しています。
必要な治療は直ちに開始されます。日本と違って利用は有料となります。
基本料金(約60ユーロ)に移送距離料金(約2ユーロ毎キロメートル)が加算。
海外旅行傷害保険に加入している場合は,提携しているアシスタンス会社に
電話すると全て日本語でサービスが受けられます。ご自身が契約された
保険契約書を参照くださいね。
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