フランスの11月は菊と墓

公開日 : 2013年11月01日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

日本文化を説明した名作『菊と刀』をご存知の人も多いと思いますが、

フランスでは11月は「菊と墓」の日になります。

この月はフランス人が、死者を尊び、祈りを捧げる月となります。

11月1日はすべての聖人と殉教者を記念する祭日「諸聖人の日(Toussaint)

翌2日は「死者の日(Fête des morts)で、日本のお盆やお彼岸のように、

多くの人々が菊の鉢植えを持って先祖のお墓参りをします。

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以前の記事でも書きましたが、この日は家族が集い死者の霊を弔う日です。

普段は訪れる人もまばらな墓地が賑やかになり、お花畑と見まごうほどに

様々な菊の花で飾られると『菊と刀』をふと思い出します。

恩や義理は日本文化「固有」と言われていますが、一年に一度は

フランス人のにもご先祖様に対する恩や義理が訪れるようです。

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