震災から一年。

公開日 : 2012年03月12日
最終更新 :
筆者 : Satoko

今朝は、ご近所のラハイナ本願寺で行われた "東日本大震災一周忌法要 - Japan Earthquake & Tsunami Memorial Service" へ行って来ました。

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あの夜、ラハイナの町にも津波サイレンが鳴り響き、避難勧告が出され、私たちも高台の友人宅へ避難しました。

友人宅のテレビで津波の映像を見た衝撃は、今でも生々と思い出されます。

次々と映し出されるあまりにも悲惨な光景を"もう見たくない"と思いつつも、まんじりともせず一晩中見ていました。

あれからもう一年が過ぎたんですね。

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今朝の集いでは、震災で亡くなられた方への祈りから始まり、震災後に日本へ飛び、被災地でボランティア活動をされた、パイア臨済宗の山口先生がご自身の貴重な体験をお話してくださいました。

山口先生は、震災後初めて仙台空港へ着陸する便に東京から乗ったそうです。

仙台空港の津波の映像は、私も何度も観て記憶しています。

瓦礫だらけの空港にたった一本だけ通った滑走路へ降り立ったそうです。

その後は、お世話になったお寺に寝泊りしたそうですが、震災から一ヶ月経っていたにもかかわらず、身元不明の遺体が荼毘にふされることなくお寺に安置してあり、その何体もある遺体と共に寝泊りしていたそうです。

先生は食事を用意して仮設住宅の人々に届けていたそうですが、家族や友人を亡くした方々から 、"がんばりましょう"とか"早く復興させましょう"という言葉をたくさん聞いたそうです。

本当は、悲しくて泣きたいのに、泣いていてもどうしようもなく、ただただ前進するしかないという人たちの気持ちが痛いほど伝わったそうです。

今も苦しんでいる方々がいるということを忘れず、これからも続く長い長い復興への道を陰ながら応援していこうと改めて思いました。

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この日、会場ではRed Cross と Civil Defense の方も災害に備えることの必要性とその方法をレクチャーして下さいました。

マウイも海に囲まれた小さな島。津波が一番の自然災害であり、何時それが来てもおかしくないという認識を忘れずに、日常から災害に備えておくことが重要だと思いました。

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震災で亡くなった方のご冥福と、被害に遭われた全ての方に心の平穏が早く訪れますことを心からお祈り申し上げます。

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