ハレアカラ - 太陽の家
久しぶりに、ハレアカラ山の頂上までドライブしてきました。
"Hale"はハワイ語で House、"Ka La"は "The Sun"。
Haleakala は、太陽の家という意味なんです。
ハワイの神話によると、半神半人のマウイは、カパ(木の皮で作る布)を乾かしたりするのに太陽があまりにも早く通り過ぎてしまうと愚痴をこぼしていたお母さんのために、ハレアカラに上り、ロープで上ってくる太陽の脚を絡めとり、「もっとゆっくり進め!」と説得し(半分脅迫に近いですが・・・)、太陽も納得してゆっくりと進むようになったとか。
また、古代ハワイアンはその昔、徒歩でこの山を登り、航海のために星の研究をしたそうです。
タヒチから木造カヌーに乗って航海してきたハワイアンのナビゲーションシステムは、星なのです。
特別な能力を持ったナビゲーターは、日中寝て、夜星を見ながら舵を取りました。
昼間はクルーがカレントや雲、太陽の動きを頼りにナビゲーターの決めた進路をキープしていったそうです。
その後、ヨーロッパの航海船がハワイを発見した際にも、ハワイアンの自然を駆使した航海知識はヨーロッパの技術より優れていると絶賛したそうです。
さて、ハレアカラへのドライブは、長いです。
飲み物やスナックを用意して、のんびり行きましょう。
山の中腹、クラという町の辺りまで来ると空気も少しひんやりしてきます。
途中、クラロッジに立ち寄って、きれいに整備された庭園やアートギャラリーを見て一息つきます。
ラハイナとは違う色とりどりの植物がのびのびと茂っていて、この地の日光も水も気温もこの植物たちにとって心地いいんだろうなと実感します。
ギャラリーでは、私の大好きな、Curtis Wilson-Costの絵画を見ることが(もちろん購入も)できます。
どの絵もとっても素敵です。
いつか家に飾ってみたいです!
クラロッジには、レストランも宿泊施設もあります。
レストランは、180度のガラス張りで、下界の景色が素晴らしいんです。
もちろん食事も美味しいですよ。
ここで頂いたマンゴースムージーは、とってもクリーミーで、今まで飲んだスムージーの中で一番美味しかったです!
また、ギフトショップでは、マウイのアーティストの商品やローカルフード、オーガニック食品、スナックやサンドイッチなども売っています。
お店のラナイや外のピクニックテーブルで食べられますよ。
クラを過ぎると、道路が次第に登山モードになってきます。
大きなカーブを何度も何度も通過して少しずつ上っていきます。
途中曇っていても諦めないでください。ほとんどの場合、頂上は雲の上にありますから。
この日も雲の中をどんどん上って、突き抜けました。
頂上までは、雲を下に見下ろしながらドライブです。
道路は全面舗装されていますし、広い道ですので、運転は楽ですよ。
高度9000フィートを越えた辺りからは、道路わきの植物も少なくなり、ごつごつした溶岩の景色になってきます。
雲を抜けた後は、空の色が一段と濃くなります。
途中のゲートで車一台につき $10の国立公園入場料を払います。
ビジターセンターでは、ハレアカラに住む動物や植物の説明やハイキングコースの情報を得ることができます。
お手洗いもありますので、高山病予防のためにも少し立ち寄ることをお勧めします。
ハレアカラの標高は、10.023フィート。富士山と同じくらいの高さです。
もちろん夏でも寒いくらいです。
この日は、幸い風も無く、割と気温は高めでしたが、ジーンズにパーカーで少し寒いくらいでした。
頂上の展望台からは、ビッグアイランドのマウナケア山とマウナロア山の頂が雲の向こうに見えました。
クレーターの景色は何度見ても不思議で美しい光景。
寒さも吹き飛ぶ美しい景色です。
雲の絨毯も飛び込みたくなるくらい素敵。
ハレアカラでしか見ることのできない、シルバースウォードという不思議な植物もここで見ることができます。
頂上から少し下にあるビジターセンターでは、クレーターをもう少し近くで見ることができます。
クレーターの写真は、こちらで撮ったほうが綺麗かもしれません。お手洗いもあります。
クレーターを堪能した後は、アップカントリーの見所をチェック。
マウイ唯一のワイナリー、ラベンダー・ファーム、マカワオのカウボーイタウン、ヤギ牧場、などなど。
このエリアで一日楽しむのもお勧めです。
アップカントリーの見所は、また後日ご案内します。
下りのドライブは、低いギアでゆっくり下りてきてください。
カアナパリ、ラハイナエリアからは、約2時間半のドライブ。
キヘイ、ワイレアエリアからは、約2時間ほどのドライブです。
サンライズやサンセットと星空を観にいくツアーもありますので、チェックしてみてください。
もちろん、夜や早朝は、耳がちぎれるかと思うくらい寒いので、防寒対策をしっかりと。
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