メルボルンの日帰り旅行なら、歴史とヨットハーバーの町、ウィリアムズタウン
メルボルンから西に車で15分くらい行ったところにウィリアムズタウンという町があります。ウィリアムズタウンは、イギリスの王ウィリアム4世の名前にちなんで、「ウィリアムの町(タウン)」ということで名づけられ、1837年に時の総督により正式に承認されました。それ以降港町、そしてゴールドラッシュで移り住んできた人々やヨーロッパから来た移民などの居住地区となっていました。常に労働者階級の住宅地と考えられ、つい30年ほど前までは、あまり注目されていませんでしたが、近年になり、その魅力が認識されるようになり、今では観光地としてだけでなく高級住宅地の一つとして脚光を浴びています。
古い建物が残る歴史の町ウィリアムズタウンには、歴史を感じさせる100年から150年くらいの古い建物がたくさん残っています。ブルーストーンと呼ばれる濃い灰色の岩をブロック状に切り出し、それを煉瓦のように積み上げて作った重々しい装いの教会やユニークな建築様式の郵便局を初め、メイン通りには2階建ての古い建築様式の建物が昔のままの姿を残しています。教会はまだそのまま教会として使われていますが、そのほかの古い建物は、内装を改築し、レストランやギフトショップとし生まれ変わっています。最近では郵便局もその姿を保ちながら、レストランに改築されました。また、ギフトショップでは、海をテーマにしたものや芸術作品などを売っています。
ウィリアムズタウンのメイン通り
昔は郵便局でしたが、今は、昔の面影を残しながら、屋内はギリシャ料理のレストラン「サントリーニ」に改築されました。ここのギリシャ料理は、おいしくてしかも量が多いです。
サントリーニ (Suntorini)
- 住所
- 189 Nelson Place Williamstown
- 電話
- +61 3 9399 8520
4人以上でシェアすると、一人55ドルでセットメニューの食事が楽しめます。メルボルンの高層ビルが見える風景とヨットハーバーこんな歴史の残るメイン通りとは対照的に、海側にはモダンなヨットハーバーがあります。そして、メルボルンで唯一、海の向こう側にメルボルン中心街の高層ビルを臨むことのできる場所となっています。また、少し南に降りていくと、今度はメルボルンの東に広がるモーニングトン半島の全貌を見ることもできます。海の向こうに見える高層ビルを背景に、町の東側のジェム桟橋付近には高いマストを立てた白いヨットやボートがたくさん停泊しています。息を呑むほどの美しい風景です。
海岸沿いにはメイン通りが走っていますが、その両側にはレストランや喫茶店などが並んでおり、シーフードやステーキなどの食事やコーヒーやケーキが楽しめます。おすすめは通りの北の端にある「アンカレッジ」というレストランです。昔のボート小屋をレストランに改築したため、レストランの裏は水辺になっており、内装もボート小屋の特徴を残しています。窓越しにメルボルンの夜景を見ながらの食事はロマンチックな雰囲気でいっぱいです。
アンカレッジ・レストランAnchorage Pier Farm
- 住所
- 34 The Strand, Williamstown 3016, Australia
- 電話番号
- +61 3 9397 7799
メルボルン市街からクルーズでアクセス
ウィリアムズタウンに行くには、レンタカーで行くのが便利ですが、メルボルンの市街地にあるサウスバンクからフェリーに乗って行くこともできます。所要時間約1時間。その間、クラウンカジノ、ボルティ橋、ウエストゲート橋、ドックランズなど川沿いの様々な風景を楽しむことができます。次のオンラインサイト(Viator)で予約がきます。
ツアーの名称 : The City and Williamstown Ferry Cruise
料金 :片道22ドル、往復29ドル
乗り場 :メルボルン市内のヤラ川沿いにあるSouthbank Promenadeの5番乗場(Berth No 5)「 Langham Hotel.」の近く。
気を付けなくてはいけないのが、ウィリアムズタウンからの最終便が16:30であるため、ディナーをレストランで取りたい場合は、帰りはタクシーを利用した方が良いでしょう。
メルボルンの市街地から、車で15分、フェリーだったら1時間で行けるウィリアムズタウンは、歴史を感じさせる古い建物とモダンなヨットハーバーがうまくマッチしたところです。海岸や桟橋から市内の高層ビルを眺めたり、メイン通りを散歩したり、レストランでランチやディナを食べたりと、1日をゆっくり過ごせる観光スポット、ぜひ訪ねてみてください。
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