メルボルン・パークでの全豪オープン、開催間近

公開日 : 2016年12月29日
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メルボルンの夏と言えばテニスの全豪オープンですが、2017年の開催は、1月16日(月)~ 1月29日(日)になっています。この期間はオーストラリアの学校が夏休みのため、国外はもちろんのこと国内からも観戦客でにぎわいます。と、かく言うこの私、まだ全豪オープンを見に行ったことがありません。東京に住む人が東京タワーに行ったことがないように(ほんとうでしょうか?)、「いつでも行ける」という安心感がそうさせているのだと思いますが、いつもはもっぱらテレビのお世話になっています。

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メルボルン・パークの発展

さて少し横道それてしまいましたが、メルボルン・パークでのテニスの話に戻りたいと思います。自分のことで恐縮ですが、以前こちらの「日豪プレス」という日本人向けの新聞に通信員としてメルボルンのニュースを寄稿していたのですが、1996年の1月号には「'96全豪オープン開催迫る」という記事を寄稿しています。もう20年も前の話なんですが、その記事を読み直してみると、メルボルン・パークの変遷がわかります。まず「メルボルン・パーク」という名前ですが、以前は「フリンダース・パーク」という名前でした。名前が変わったのはちょうどこの記事を書いた年で、1996年のトーナメントの後に、時の州知事であったジェフ・ケネットが国際的な大会である全豪オープンに併せて、メルボルンの国際性を高めるため、「メルボルン・パーク」という名前に変更したのです。

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建設当時のメルボルンパークのロッド・レーバー・アリーナ。当時は「センター・コート」と呼ばれていました。

そして、ロッド・レーバー・アリーナですが、このスタジアムも以前は「センターコート」と呼ばれていました。当時このパークにあった施設は、センターコートおよび19面のコートの他に、観客席のあるショー・コートが2面、マッチ・コート8面、クレー・コート1面1500人収容可能な会館、車500台収容可能な駐車場が追加され、全部で30面のコートを持つテニスパークでした。その後、更に改造され、観客席の付いた「ショー・コート1」と呼ばれていたショー・コートが今では、開閉式の屋根を持つ建物に大きく改築され、名前も「マーガレット・コート・アレーナ」と変更されました。これに伴い、もう一つのショー・コートも「ハイセンス・アレーナ」に変名されました。また、ナショナル・テニス・センターが作られ、テニスのトレーニングなどに利用されています。このナショナル・テニス・センターには、屋内コートが8面、屋外コートが5面、イタリアン・クレー・コートが8面あります。現在、メルボルン・パークは隣接のオリンピック・パークと合併して運営されていますが、パーク内の詳細は以下のリンクを参照ください。

メルボルン・パークの今後

さて、以上は現在の状態ですが、メルボルン・パークには更なる開発プロジェクトが計画されています。主な開発内容は、ロッド・レーバー・アリーナの改築ですが、その中には隣接路であるバットマン・アベニューとの間に歩道橋を作り、会場へのアクセスを向上しようという計画があります。

メルボルン・パークへのアクセスメルボルン・パークには駐車場がありますが、予約をした方が良く、料金は$20。予約なしの場合は$30掛かります。ですので、メルボルン・パークへのアクセスは徒歩、またはトラム(市電)を利用するのが一番でしょう。

【徒歩】

メルボルンの中心地「フリンダース・ストリート駅」から出発すると、ヤラ川の南側の歩道を通って徒歩15分で着きます。

【トラム(市電)】

フリンダース・ストリート駅でトラム番号70に乗って、「ロッド・レーバー・アリーナ」停留所で下車。徒歩2分。このトラムは、全豪オープン開催中、チケットを見せると無料で利用できます。

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今日のニュースで、以前女子のテニスでNo.1にもなったことのあるアナ・イバノビッチがケガのため、テニスのトーナメントから現役引退するという報道がありました。全豪オープンを3週間に控え大変残念ですが、参加する選手の皆さんには、今回も、熱戦を期待したいと思います。

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