「同性愛者の結婚」の国民投票で賛成票6割超過
振返ると、同性愛者の存在が表面化してきた10年位前は、正直言って、私自身の中に抑えきれないほどの違和感があってとにかく拒否したかったですね。
でもそのあとテレビやインターネットで同性愛者のことをもっと知るようになると、同性愛というのはふざけた行為ではなく、それぞれの人が持って生まれたものなのではないかと思い始めました。今回「Yes」に投票した人も同じような考え方だったと思います。
実際、若い世代の間では同性愛が認められていないためにいじめられたり自殺したりする人も大変多いという報告もあります。
今回の投票では4割弱の反対投票があったわけですが、ニュースによると、反対票が多かったのは、中国人とイスラム系の人が多く住んでいる地域で、認めなかったのは宗教や文化的な考え方の違いによるものではないかとのことです。
考えてみれば、世界の国々が今ほど接近していなかった時代は、異国の人を見ただけで違和感を感じたと思うのですが、それと同じように同性愛者もこれまでは「異国人」だったんだと思います。
この「異国人」が国民投票で「市民権」を獲得したのは、「人権」にとっての勝利だったと言えるかもしれません。
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