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オーストラリア/メルボルン特派員ブログ 加藤 伸美 さん

オーストラリア・メルボルン特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年11月 5日

半年ぶりの外食は飲茶で


半年ぶりの外食は飲茶で

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コロナウイルスの制限措置がほぼ全面解除され1週間が過ぎました。メディアで見たショッピングセンターや町の様子は第三波が心配されるほどの人出でしたが、今回、実際にメルボルン市内へ行ってみると電車のなかも通りもひっそりとしていて拍子抜けするほどです。外食ができるようになったら食べに行きたかったものはたくさんありましたが、なかでもジューシーで熱々のダンプリン(蒸し餃子)が一番食べたかったので、市内の中華街にあるレストランへ行ってみました。



■中華街のレストランへ

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メルボルンの中華街は市内の真ん中、スワンストン通りからスプリング通りを東西に貫くリトル・バーク通りをメインストリートに広がっています。1850年代の州内北部のゴールドラッシュでの一攫千金を夢見て渡ってきた中国人移民たちの居住をきっかけに、南半球では最も長く続く中華街といわれています。メルボルンには市内と近郊にいくつかの中華街があり、毎年1~2月の旧暦正月には盛大なイベントが行われるので、夏にメルボルンを訪れるならオーストラリアと中国を一度に体感できるチャンスです。中国系移民の多いメルボルンには市内外に飲茶の有名店がいくつかあり、今回もそのひとつの老舗のレストランへ向かったところ、改装のためなのか閉店してしまったのかコロナ禍の間に残念ながら休業となっていました。そこで、一緒に行ったシンガポール人の友人おすすめの新しい中華レストランへ向かいました。



■飲茶もコロナ対策

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「シークレット・キッチン」は中華街の正門から入ってふたつ目のブロック、リトル・バーク通りとエキシビション通りの角にあります。中華レストランのほとんどは、昼間に飲茶、夜間にディナーを提供していますが飲茶だけのレストランもあります。この店は昼間は2回の入れ替え制で飲茶を提供しています。店に着いたのが中途半端な時間だったためか、最初は予約なしでは入れないと断られましたが、友人が途中から中国語で話し始めると一転して笑顔で迎えてくれました。店内のインテリアは豪華ながら落ち着いていて、案内された2階席はほぼ満席で9割方がアジア人。恐らくはコロナ対策なのでしょう、それぞれのテーブルは余裕をもって配置されており、飲茶レストランによくあるような狭いテーブルの間をウェイターが窮屈そうにワゴンを押して歩き回る姿もありません。メニューは蒸し餃子や焼売、揚げ物、デザートといった飲茶の定番が並び、これも恐らくはコロナ対策だと思うのですが、料理はワゴンで回ってくるのではなくウェイターが注文を取りに来ます。まずはお茶を頼むと、ガラス製のポットをテーブルの上のロウソクのコンロにセットしてくれました。



■味もサービスも文句なし

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筆者はエビが大好きなので、「エビとチャイブのダンプリン」「エビとホウレン草のダンプリン」「エビの湯葉巻揚げ」「バーベキューポーク饅頭」と、久しぶりの外食ですっかり舞い上がってしまい気がつけばエビばかり注文していました。まずは湯葉巻揚げ。熱々に揚がったパリパリの外皮のなかには、プリプリのエビが丸ごと入っていてマヨネースをつけながらいただきます。次に来たのが2種類のダンプリン。モチモチの皮のなかには野菜と一緒にこれもまたプリプリのエビが詰まっていて、半分に噛み切った瞬間に熱い肉汁がこぼれてきます。最後の饅頭は、フワフワの真っ白な饅頭生地の中に甘辛味がしっかりついた野菜と豚肉がぎっしりと詰まっていて、口のなかが素材の旨味でいっぱいになります。料理もさることながらサービスもよし。飲茶レストランによくありがちなポットを片付けたいがためにお茶を注いでくれるのではなく、話に夢中になってうっかり空になったタイミングで注ぎに来てくれるという気配りに感心しました。飲茶にしては若干高めの価格設定とはいえ、味とサービスに十分見合っていると思います。



■入店時にはQRコードで記録を残す

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制限解除後初めて来た市内の様子はといえば、この1週間メディアで目にしてきた人混みは見当たらず、コロナ禍前は外国人留学生や観光客で朝から深夜過ぎまでにぎわっていたスワンストン通りも、いまだに国境が閉鎖されたままなので人影もまばらです。もしかしたら「メルボルンカップ・デー」というダービーの祝日が入った連休の中日のため、皆、郊外に出かけてしまったのかもしれません。代わりに巡回する警官のグループを何度も見かけました。店舗は条件付きで再開したものの、ほぼ半分は閉まっていて、什器もなく空っぽになった店も少なくありません。閉まったままの店舗では、スタッフらしき人が忙しそうに作業している姿がありました。店舗は飲食店に限らず、入口には入店制限人数と一緒にQRコードが掲示されていて、入店時に携帯電話でスキャンをするか名前と連絡先をノートに書き込んで記録を残さなければなりません。来店者にコロナウイルスの感染者が見つかった場合に記録を残すことで追跡を容易にするためで、今回の解除とともにビクトリア州の店舗で導入されました。ランチのあとに入ったカフェではテーブルに貼られたQRコードを読み取ると注文画面になり、テーブル番号を入れるとオーダーも支払いもすべて携帯電話完結し、スタッフと接触するのは注文品を運んでくるときだけと徹底していました。

■Secret Kitchen:222 Exhibition Street Melbourne VIC 3000

https://www.secret-kitchen.com.au/

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カテゴリー レストラン・料理・食材
2020年11月 5日
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  • 特派員プロフィール
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    メルボルン特派員
    加藤 伸美 さん
    神奈川県藤沢市出身。1999年に結婚を機に来豪し、パース、シドニー、メルボルンと転居。以来ライター兼翻訳者として働きながら、実はパティシエへの野望を抱いて資格を取得。大昔に旅行記、少し昔に翻訳児童書を出版。数年前から学生時代の続きとして海外旅行を再開し、おもに現地発着ツアーへの参加を趣味としている。特技は似顔絵ケーキ作りで、オーストラリアのスイーツに造詣が深い。
    Instagram: https://www.instagram.com/noboo2017/ DISQUS ID @disqus_5AFVjJFvWv

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