都会で自然を満喫

公開日 : 2020年11月19日
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ロイヤル・ボタニック・ガーデンは州内に2ヵ所あり、ひとつはメルボルン、もうひとつは市内から車で約1時間南東にあるクランボーンにあります。クランボーンの庭園は公共の交通機関では不便ですが、オーストラリアの大自然を体感できる15ヘクタールもの敷地に「オーストラリアン・ガーデン」や数々のウォーキング・自転車のトラックがあり、アウトドア派におすすめです。一方、メルボルンの庭園は市内の南約2kmのところにあります。バスやトラムなどの公共の交通機関でも簡単に行けますが、時間と体力に余裕があって天気がよければ、舞台やコンサートなどで有名なアートセンターやアートギャラリーの並ぶ「芸術地区」を通り過ぎ、緑豊かなキングス・ドメイン、シュライン・オブ・リメンバランス(戦没慰霊塔)を通って徒歩で向かうのがおすすめです。今回、筆者は数年ぶりに訪れてみましたが、コロナウイルスの制限措置で屋内施設やエリアが閉鎖されていたり、遊歩道が一方通行になっていたりするほかは、人々がピクニックをしたり、野鳥が散歩をしていたり、そしてもちろんよく手入れされた植物が青々としていて都会のオアシスは以前と変わりありませんでした。

■もとは先住民族の聖なる場所

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1835年にヨーロッパ人の開拓団がビクトリア州に初めて上陸した頃、メルボルンの周辺には先住民族が住んでおり、現メルボルンのボタニック・ガーデンは彼らのための「特別な場所」として保護されました。そのあと1846年に湿地帯を利用して開園し、現在38ヘクタールの敷地内に約8500種、約5万本の植物が生育しています。開園時間は午前7時30分から日没までで、のんびりまわるなら半日かかりますが、正門正面のインフォメーションセンターへ行けば、園内地図とともに主要ポイントを親切に教えてくれます。園内にはツバキ、バラ、ソテツ、サボテン、熱帯植物、ハーブ、ニュージーランドや中国南部の植物などがエリア別に生育するほか、野鳥がのんびりと散歩をする姿も見られます。広い芝生の上でピクニックをするのが定番ですが、カフェやレストランのテーブルで植物を眺めながらひと息つくのもいいでしょう。また園内ウォーキングツアーや湖上の小舟ツアーもあり、夏季は屋外映画観賞会や各種公演でサマータイムを満喫できます。

■子供から大人まで満足できる

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■先住民の生活体感ツアーも

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現在ロイヤル・ボタニック・ガーデン内の施設やツアーには制限がありますが、ウェブサイト内のバーチャル・ツアーで楽しむことができます。

■Royal Botanic Garden:Birdwood Avenue, Melbourne, VIC, 3000

〈参考サイト〉

http://www.rbg.vic.gov.au/

https://www.visitvictoria.com/regions/Melbourne/Things-to-do/Nature-and-wildlife/Parks-and-gardens/Royal-Botanic-Gardens-Victoria-Melbourne-Gardens

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