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オーストラリア/メルボルン特派員ブログ 加藤 伸美 さん

オーストラリア・メルボルン特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年12月13日

国内線に乗ってタスマニアへ


国内線に乗ってタスマニアへ

melairport2.jpg 2020年10月27日にコロナウイルスの制限措置がほぼ全面解除となったメルボルン。そのあと、クリスマスのホリデーシーズンを目指して約10日おきに少しずつ制限を緩和しながらロードマップの移行が進められてきました。12月6日はいよいよ最終段階の「COVID Safe Summer」に移行し、メルボルンはクリスマス前のショッピングでどこもにぎわっています。1日の新規感染者ゼロを更新中のビクトリア州に対して、他州との州境も次々と開かれていくなか、さっそくお隣のタスマニアへ行ってみました。



■各州への入州制限が次々と緩和

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11月8日に、それまでの自宅から25km圏内という行動制限が解除され州内での移動が自由になったほか、飲食店やスポーツジムでの人数制限が大幅に緩和され、図書館や公民館のようなコミュニティスペース、映画館、博物館、コンサートホールなどの屋内施設が人数制限を設けて再開しました。ただし、仕事はできる限り自宅で働くことを推奨。11月22日になると、それまで1日ふたりまでだった自宅への訪問人数が15人まで拡大。着用が強制だったマスクも、ショッピングセンターをはじめとする屋内施設、公共交通機関内では引き続き着用が義務となりますが、屋外では社会的距離が保てる場合には着用不要になりました。また大学生・専門学校生も復学し、30日からは市内中心部の会社の従業員の最大25パーセントが出勤可能となっています。そののち、12月1日からは南オーストラリアとクイーンズランドへの入州制限が緩和され、8日には西オーストラリアの入州時の自己隔離も不要になりました。



■最終段階の「COVID Safe Summer」へ

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12月6日になると、来年1月末まで継続の予定でビクトリア全州がロードマップの最終段階である「COVID Safe Summer」に移行しました。これにより、1日の自宅訪問人数が世帯数に関係なく30人まで、屋外での集会も100人までに拡大。飲食店は屋内外にかかわらず社会的距離がひとり2平方メートル確保できのであれば、人数の制限がなくなりました。飲食店や小売店利用の際には引き続きQRコードの記録または連絡先の記入が義務づけられており、飲食店では記録が残せない場合に限って社会的距離をひとり4平方メートル確保することとされています。屋内の公共施設での人数制限も大幅に緩和され、とくにスポーツジムでは1クラスで屋内50人、屋外は100人までが利用できるようになりました。1月11日までには会社の従業員の最大50%が出勤可となる予定です。



■タスマニア入州には事前登録が必要

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ところで11月27日、タスマニアへの入州の際にそれまで強制だった自己負担での14日間のホテル隔離が不要になりました。筆者はコロナ禍の外出制限措置のおかげで2020年は州外へはもちろん、メルボルン近郊からも出られずにいたので、自由の身になったらさっそく出かけたかったのが大好きなタスマニアでした。そしてホリデーシーズンで忙しくなる前の12月1日、急遽タスマニアへ日帰りで出かけることにしました。タスマニア入州には出発前72時間以内に「Tas e-Travel」への事前登録が必要で、名前や連絡先のほか、入州都市や便名を登録するとQRコードがメールで送られてきます。当日の午前9時、市内から空港直通のスカイバスは通常時の3分の1ほどの運行状況で、車内は半分程度の乗客でした。タスマニア行きにはいつも利用するジェットスターなどの国内線LCCターミナルは通常の1~2割程度の人しかいません。セキュリティチェックでは並ぶ必要もなく、出発フロアへ入ると、店舗もフードコートも半分ほどしか営業しておらず、テーブルも社会的距離を厳守しているので閑散としています。



■機内はマスク強制着用ながらもほぼ満席

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搭乗ゲートでは事前登録をしていない人に向けて係員が最終登録を呼びかけていました。搭乗前はマスクと除菌シートセットを配布していましたが、とくに検温や問診もなく、マスク着用は強制ではあるものの搭乗してみるとほぼ満席でした。機内サービス(LCCなのでもちろん有料)も普通にあり、タスマニア第2の都市ランセストンに予定どおりの到着。ランセストンの空港は日本の地方都市の空港よりも小さな1階建てのターミナルビルがひとつあるだけで乗降客が同じフロアを使いますが、今回は飛行機を降りると乗客全員が屋外の仮設テントに誘導され、ここで事前登録で取得したQRコードを掲示し、過去2週間の海外渡航歴、南オーストラリア入州歴(数週間前に同州でクラスターが発生し外出制限と出入州規制がありました)、コロナの症状の有無を質問され、滞在中の体調不良の際の連絡先カードを渡されて終了です。到着ロビーに入る前にはすべての人が検温と手の消毒を受けました。



■雄大な景色を満喫するはずが......

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8度目となるタスマニア。ほぼ全島行きつくしているので、今回は予定も立てず島の中央にあるグレイト・レイクからクレイドル・マウンテンの雄大な景色でも眺めたあと、デロレインという小さな町のラズベリー農園でフルーツピッキングでもしようと考えていました。が、レンタカーをピックアップした時点で小雨が降りはじめ、湖の東端のレイク・ハイウェイを走る頃には大雨のうえに霧も出て山の景色どころか10m先も見えない状態でした。午後4時にようやく農園に着いたものの、ラズベリーのシーズンは半月ほど早く、ピッキングもできず。町の中心部に戻ってひと息入れた頃に青空が広がり始めましたが、夜のフライトに向けて空港に戻らねばならず、後ろ髪を引かれる思いで町を後にしました。帰りの便は1時間遅れの出発で、メルボルンに戻ったのは午後10時過ぎ。市内までいつものようにスカイバスで戻ろうと往復乗車券を購入しておいたのですが、まさかの運行時間終了後(券売機に運行時間午前6時~午後6時と貼ってありました!)で、家の人の迎えが来るまで、何の罪もないメルボルンの夜空に向かって、散々だった今回のタスマニア旅行の恨み言を呟いていました。

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カテゴリー 交通・鉄道・航空
2020年12月13日
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  • 特派員プロフィール
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    メルボルン特派員
    加藤 伸美 さん
    神奈川県藤沢市出身。1999年に結婚を機に来豪し、パース、シドニー、メルボルンと転居。以来ライター兼翻訳者として働きながら、実はパティシエへの野望を抱いて資格を取得。大昔に旅行記、少し昔に翻訳児童書を出版。数年前から学生時代の続きとして海外旅行を再開し、おもに現地発着ツアーへの参加を趣味としている。特技は似顔絵ケーキ作りで、オーストラリアのスイーツに造詣が深い。
    Instagram: https://www.instagram.com/noboo2017/ DISQUS ID @disqus_5AFVjJFvWv

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