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オーストラリア/メルボルン特派員ブログ 加藤 伸美 さん

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2021年9月30日

感染者数増加のなかロードマップを発表


感染者数増加のなかロードマップを発表

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ビクトリア州の新型コロナワクチンの接種率は予想以上の速さで進んでおり、1回目の接種率は80%に近づいています。これに反してコロナの新規感染者数は増え続けており、昨年のロックダウン以降最多の人数を更新し続けています。先週には建設現場作業員に端を発した反ロックダウン・反ワクチンのデモが続き、警官隊が出動する騒動になっていました。そんななか、先週9月19日に発表された新型コロナウイルス制限措置緩和に向けてのロードマップに沿って、外出制限などが少し緩和されています。


■2ヵ月間4段階で緩和

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19日に州政府が発表したロードマップは、7月に連邦政府から発表された国内を対象とした新型コロナウイルス対策のロードマップに沿うものです。ワクチン接種を進めながら州内の医療体制を維持していくために、都市部と地方の地域に分けて今後2ヵ月間、4段階で外出制限の緩和が設定されており、各段階にはワクチン接種率の到達目標とその予定日も示されています。その第1段階は16歳以上のワクチン接種率が80%に到達するだろうとされた9月26日(28日に延期)で、ロックダウンは続きますが、外出制限距離は自宅から半径10km圏内が15km圏内に、12年生(高校3年生)と小学校低学年の一部が登校再開、テニス、ゴルフなどの屋外スポーツの再開などです。


■ピクニックが解禁
これに先立つ9月16日、1回目のワクチン接種率が70%を超えたことから、当初予定されていた23日を大幅に早めて、17日深夜からメルボルンを中心とした州内の都市部と地方の一部地域では制限措置が緩和されていました。内容は、外出制限距離が半径5km圏内から10km圏内に拡大され、屋外での運動は2時間から4時間に、屋外スポーツ施設も再開しました。そして2世帯から2人まで、ワクチンを2回接種していれば2世帯から5人までが屋外で集まることができるようになり、すっかり春めいてきた週末の公園や広場では、日光浴やピクニックを楽しむ人たちの姿も多く見られました。


■反ワクチン反ロックダウンのデモ

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一方で州政府は、ウイルスの感染拡大が注視されてきた大規模な建設現場に対して仮設休憩室の即日閉鎖に加え、建設作業員のワクチン接種の義務化(23日から)を発表しました。これに対して17日午後には市内や市内近郊各所で、「休憩所がなくなった作業員たち」が抗議の意味を込めて、道路に持ち出した休憩用テーブルとイスで「休憩する姿」がテレビで報道されました。続く18日には市内で反ロックダウン・反ワクチンのデモとともに、ワクチン接種義務化に反対する建設現場作業員が業界の労働組合(CFMEU)のオフィスに押し掛ける騒動が起き、怪我人や逮捕者が出るほか、市内各所では交通規制や道路が封鎖されるなど、不穏な日々が続きました。組合では騒動を収めるために、23日から2週間の建設現場閉鎖を行っています。


■1ヵ月後には実質的な解除?
ロードマップによれば、第2段階への移行は16歳以上の2回目のワクチン接種率が70%に到達する10月26日を予定しています。外出制限距離は25km圏内と残るものの、ロックダウン以来続いていた外出理由や時間の制限がなくなり、飲食店や小売店もワクチン接種やソーシャルディスタンシングなどの制限付きで再開するので、この日が実質的なロックダウン解除となりそうです。


ビクトリア州は30日、新規感染者数が過去最多の1438人となりました(検査数も今年最多の6万5497人、死亡者数は5人)。ワクチン接種率は1回目が49%、2回目接種率は79%です。


〈参考サイト〉
https://www.health.gov.au
https://www.coronavirus.vic.gov.au
https://www.dhhs.vic.gov.au/covid-19-chief-health-officer-update
https://www.theage.com.au/national/

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  • 特派員プロフィール
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    メルボルン特派員
    加藤 伸美 さん
    神奈川県藤沢市出身。1999年に結婚を機に来豪し、パース、シドニー、メルボルンと転居。以来ライター兼翻訳者として働きながら、実はパティシエへの野望を抱いて資格を取得。大昔に旅行記、少し昔に翻訳児童書を出版。数年前から学生時代の続きとして海外旅行を再開し、おもに現地発着ツアーへの参加を趣味としている。特技は似顔絵ケーキ作りで、オーストラリアのスイーツに造詣が深い。
    Instagram: https://www.instagram.com/noboo2017/ DISQUS ID @disqus_5AFVjJFvWv

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