ゆっくりしたいミラノのバール

公開日 : 1998年10月31日
最終更新 :

イタリアの街を歩いていると、絶対に目に付くBARの看板。これはイタリア人の生活に欠かせない「バール」すなわち喫茶店です。彼らの毎日は、バールでのカプチーノとブリオッシュ(いわゆるクロワッサンですが、イタリアのはフランスのみたいにバターたっぷり味ではなく、ジャムやクリームが入っている甘いのが主流)の朝食に始まり、午前と午後にはエスプレッソをひっかけ、夕刻の「アペリティーボ」(食前酒)で締めくくられるように、本当に頻繁にバールには足を運びます。旅行中の私たちにとっても、飲み物を飲むだけでなく、風景をゆっくり楽しんだり、疲れた足を休めたり、絵葉書を書いたり、そしてお手洗いを拝借したりと、バールは何かと便利な存在です。イタリアには日本などお茶の文化圏でみかけるような、店内にたくさんテーブル席があるティールーム形式のバールは少なかったのですが、最近いくつか新しい、長居できそうなティールームっぽいバールがミラノに出現しています。まずひとつめはスカラ座の隣、トラサルディブティックの上にできた「マリーノ・アッラ・スカラ」。ゆったりめのソファーのような椅子で、ここは思わず長居してしますバールです。時間によっては軽食もあります。「ラケッリ」はミラノに何件かお店がありますが、一番町の中心で新しいのがVia Spadariのお店。「ペック」のある道をドゥオモに遠ざかるほうへ少し先に歩くとあります。ここのケーキやジェラートはおいしいですよ。ここも店内にテーブル席があり、ゆっくりお茶が楽しめます。「ペック」の最上階のケーキ売り場にも小さいながら喫茶店が併設されています。「ペック」のケーキをトライしたい方、ぜひどうぞ。モンテナポレオーネ界隈でショッピング中疲れたら、どこに行って休憩しますか?日本の人はコーヴァかイル・サルマイヨに行くことが多いと思いますが、私のお気に入りは「サンタンブローズ」。ここのドルチェはもう見ているだけで幸せな気分にさせてくれます。場所はCorso Matteotti。おいしそうなケーキやチョコレートがウィンドーいっぱいにディスプレイしてあります。これからはマロングラッセのシーズン。マロングラッセをたっぷり使ったケーキは、ここのが最高だと私は思います。今回はお店の紹介にとどまりますが、次回はバールのメニューやマナーなどをご紹介していきたいと思います。

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