アルバのトリュフ祭り

公開日 : 1999年11月12日
最終更新 :

イタリアの秋は味覚の秋です。ピエモンテ州では今ポルチーニ茸やトリュフの季節まっさかりです。この週末、早速トリュフとバローロ(赤ワイン)の産地のアルバに出かけ、その味をしっかり確かめてきました。アルバはミラノから車で1時間半程度のなだらかな丘陵の町。周りにはぶどう畑が広がります。10月から11月にかけて、トリュフのメルカート(市)が町の広場で開かれることで有名です。市場の会場に入るなり、むせ返すトリュフの香りが私たちを包み、心地よい食欲を誘ってくれます。中では、ブースごとに、山ほどのトリュフが品質によって分けられて、それぞれの値札が付けられ陳列されているのが見えます。黒トリュフと白トリュフでは、白トリュフの方が珍重されているそうです。気になるお値段は黒トリュフ1グラム1,500リラ程度から白トリュフ1グラム3,500リラ程度と、ミラノの価格に比べればかなりお得です。メルカートを一回りした私たちが向かったのは、アルバ市内から車で15分のバルバレスコの町にあるTrattoria Antica Torre(トラットリア・アンティーカ・トッレ)。ここは日によって決まったメニュー(アンティパスト4種、プリモ、セコンド2種、デザート)があって、そこからおなかの空き具合にあわせてチョイスしていただきます。アンティパストとプリモには、新鮮なトリュフを目の前で削ってかけてくれます。トリュフはその香りを楽しめるよう、一緒にいただくものはなるべくデリケートな味のものにするべきなのだそうです。私たちの目の前に出されたトリュフは白トリュフの30グラム前後のものでした。ここはトラットリアなのでトリュフをいただいてもかなりリーズナブル。90,000リラくらいあればトリュフも満足いくほど楽しめます。北イタリアのおいしい季節は秋から冬にかけてのこれからがベスト。これからもさらにおいしいレポートをお送りしたいと思います。Trattoria Antica Torre住所:Via Torino,8 Barbaresco(CN)Tel&Fax:0173-635170週末は要予約

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トリュフ市に並ぶトリュフの山。白トリュフと黒トリュフの違いが見えますか?

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