パスクアといえば

公開日 : 2001年04月13日
最終更新 :

読者の皆さま、Auguri di Buona Pasqua!!ヨーロッパではパスクア(復活祭)の休暇がはじまりました。きのうあたりから民族の大移動さながらに、短いバカンスに出かける人の波で高速道路も空港もごった返しているようです。イタリアのパスクアにつきものなのが、チョコレートでできている卵のプレゼント。子供のための贈り物なので、卵の中の空洞にはおもちゃが入っているものが多いです。この卵のチョコ、実は私も大好きでパスクアになると必ずというほど買ってしまいます。お菓子屋さんのショーウィンドーを思わず立ち止まって眺めてしまうんですよね。もう一つのつきものはパネットーネのパスクア版とでもいいましょうか、『コロンバ』という鳩の形のお菓子。これも会社勤めなんかしていると子供のいる人には配られたりする定番の贈答品です。そしてもう一つだいじなパスクアのつきもの(?)といえば、春の大掃除。イタリアの人たちは大晦日ではなく、春先のこの時期に家の大掃除をするのだそうです。どうしてキリの悪い春(だってこちらは4月に年度が変わったりしないでしょ)なんかに大掃除をするの?と尋ねてみたら、家の暖房を消す時期になってから大掃除をした方が効率的なんだそうです。暖房をつけていると暖かい空気がほこりを上に飛ばすのでカーテンなんかも汚れるし、窓を開け放って掃除もできない(くらい寒い)とか。今イタリアに来ている方々、思わぬ時に空港や道が混んでいたり、お店が閉まっていたりするのはこのパスクアの休暇のせい。短期集中型のバカンスのせいでどこに行ってもホテルも非常に混みあいます。みんなが遊びに行くこんな時期に何の予定もない私は、このパスクアはひたすら大掃除に励もうと思っています。

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これもチョコレートでできたイースターエッグです

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