ジョットのフレスコ画を間近で

公開日 : 2001年11月20日
最終更新 :

美術愛好家には見逃せないニュースがあります。パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂で修復が続けられているジョットのフレスコ画が、修復中にもかかわらず公開されているのです。この試みは修復中のフレスコ画を一般に公開し、どんな作業が実際に行われているのかを絵画の間近から説明して、美術の知識を深めると同時に世界的に価値のある財産の保護の大切さを市民に知ってもらうためのものです。パドヴァはミラノから列車で約2時間半ほどで、昔からエリートが集まったことで知られる町です。古くから有名なパドヴァ大学ではガリレオが教鞭をとり、コペルニクスやタッソーも学んだそうです。パドヴァは画家マンテーニャの出身地でもあり、彼の作品はエレミターニ教会などで見ることが可能です。普段は遠くからしか見ることのできないフレスコ画ですが、修復現場では作業中の足場に上って間近から堪能できるので、遠出してでもパドヴァまで行ってみる価値はあるでしょう。1303年から1305年にかけて描かれたフレスコ画はジョットの最高傑作の一つとして名高いものです。入り口の壁に描かれた『最後の審判』は圧巻。このフレスコ画修復現場の見学は9月29日から来年2月17日までの毎週土日に行われ、予約が必要です。パドヴァ – スクロヴェーニ礼拝堂ジョットのフレスコ画修復現場見学(Visite guidate agli affreschi di Giotto sui ponteggi del cantiere di restauro)毎週土日 9.00 - 19.00チケット: 15.000リラ   要予約: call-center 041 5459709、またはon line予約: http://scrovegni.alata.it/

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