『イタリア新古典主義、ティエポロからカノーヴァへ』展開催中

公開日 : 2002年03月19日
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ミラノのPalazzo Reale(王宮)で開催されている『イタリア新古典主義、ティエポロからカノーヴァへ』展に行ってきました。ウッフィッツィ、エルミタージュ、ルーブルといった世界の主要な美術館から集められた、18世紀はじめからフランス革命期までの絵画や彫刻、宮廷家具など約400点が一挙公開されるということで、前から楽しみにしていたのです。見所はやはり、イタリアを代表するネオクラシシズムの彫刻家カノーヴァの作品を集めたカリアティードの間。『改悛するマグダラのマリア』は素晴らしい作品でした。当時の流行として、ヨーロッパに普及した宮廷家具や調度品の数々も圧巻で、カポディモンテやジノリの陶器も見られます。展覧会は宮廷ごとに区切って構成され、当時の豊かな歴史背景や、宗教感が体感できるよう配慮されています。解説テープが貸し出されたり、カフェ・レストランが館内にできたりと、イタリアの美術館も着実に進歩を遂げています。解説テープを借りるには身分証明書が必要になりますからお忘れなく。木曜日には23時まで展覧会を楽しめるのも嬉しいですね。特にこれから日が長くなりますから、夕方の気持ちよい時間に美術館に行けるのは最高の贅沢だと思います。この展覧会は7月28日まで。ガイド付ツアーも予約できます。『イタリア新古典主義、ティエポロからカノーヴァへ』展ミラノ王宮Palazzo Realeにて火~日9.30 - 19.30 (木曜日のみ9.30 – 23) 月曜休館ガイド付ツアーの問い合わせと予約は Tel 02.43.35.35.22

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『イタリア新古典主義、ティエポロからカノーヴァへ』展

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