オリンピック準備中のトリノ
先日、久しぶりにトリノの町を訪れて唖然としました。サン・カルロ広場の優雅な町並みは面影もなく、歴史あるカフェ・トリノの前は巨大なくぼ地となっているではないですか。広場は掘り起こされ、瓦礫の山とブルドーザーが、掘り起こされた地面の数メートル下に見えていました。
トリノの街の中は今や、鉄格子が至る所に張り巡らされ、ブルドーザーが忙しく作業をしているため、町の交通渋滞はますますひどくなっています。街をひっくり返したようなこの騒ぎは、すべて2006年冬季オリンピック開催にあるのです。
トリノは2006年冬季オリンピック開催地。そのためのインフラ整備が、大急ぎで行われている最中です。私が目にしたサン・カルロ広場のあたりには、大きな地下駐車場を作っているとのこと。
オリンピックの競技会場は、大きくは2つに分かれ、開閉会式会場やスケート、カーリングなど屋内競技がトリノ市内で、またスキー、ボブスレー等の屋外競技はセストリエールやサリチェ・ドゥルツィオなどの山岳地域で行なわれます。
2006年2月10日の開催日まで、あと7ヶ月足らず。あんな状態で、開催までに本当にインフラ整備は終わるのだろうかと、疑問を持たずにはいられませんでした。
いたるところ、工事中の街中
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