リエーティに日伊友好のシンボルが

公開日 : 2005年08月31日
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イタリア中部にリエーティという町があります。ここは日本の伊東市と姉妹都市で、自然が豊かで温泉も多くあることで知られています。このたび姉妹都市調印20周年を記念し、ミラノで活躍中の日本人画家・松山修平氏の絵をテーマにした噴水のモニュメントが寄贈されました。

松山氏の絵「shin-on」をベースにし、イタリア人アーティストのレナート・ブッチョーニ氏がモザイクでパネルを制作。そして日本を象徴し、世界平和の願いを込めて真鍮の折鶴の噴水を、パネルの前に設置しました。二つの出水は、二つの川「松川」と「ヴェリーノ川」を示し、そこから生まれた友情を表しているということです。松山氏は20年以上前に、リエーティ市に実際に住んでいたことがあり、町の人たちに空手の指導をしていたので、この友好関係に文字通り貢献した方でもあるのです。

リエーティ市はラツィオ州の北東部、盆地の谷間に位置しており、ヴェリーノ川の右岸に旧市街があります。古代ローマ帝国時代以後、サラリア街道が通る町として大切な役目を持ち、中世には自治都市として繁栄しました。

現在でも城壁に囲まれた町を散策すれば、その長い歴史を感じることができます。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場やバッティスティ広場界隈を中心に、市庁舎、ヴェスコヴィーレ宮殿など中世やルネッサンス期の建物が残っています。5~10kmほどの近郊には、聖フランチェスコにゆかりのある修道院がいくつかあり、ハイキングを楽しむのには最適です。また温泉もあるので、田舎でのんびりと自然を楽しみたい方にはおすすめの場所でしょう。

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松山修平氏の「shin-on」をテーマにしたモザイクが美しい。写真は松山氏本人より提供いただきました。

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