地球に優しいディーゼル

公開日 : 2007年07月20日
最終更新 :

日本から仕事の関係者や知人がイタリアにきて、自動車を利用した時によく憤慨したように言われることがあります。「イタリアはどうしてこんなにディーゼル車が多いんですか。環境に悪いのを知らないんでしょうか。遅れていますねー、やはりイタリアは」

こう言われると、私の方が憤慨してしまいます。日本やアメリカでは、『環境=ハイブリッド』という刷り込みがうまくいったようで、消費者にもクリーンで正しいイメージで、すんなり受け入れられています。ハイブリッドは日本の誇る素晴らしい技術であると私も信じて疑いませんが、最近のディーゼル・エンジンはとてもクリーンで静かなことをご存じでしょうか?

日本人にはディーゼルのイメージってとても悪いらしいですね。「黒煙をモクモクと出している」昔のイメージを抱いている方は多いようです。でも最近のコモンレール式ディーゼル・エンジンはその筋の専門家に言わせると、環境面でもとても優秀なんだそうですよ。燃費もよく、クリーンでパワフルなエンジンのコモンレール式ディーゼルは、イタリアの会社が研究開発を進め、特許を持っていた技術です。大都市では中心部への自動車乗り入れ制限も行われるなど、イタリアでも環境に対する取り組みは、いろいろと行われていることを知っていただければと思います。

日本もイタリアもモノづくりの国なので、最先端の技術やデザインへのこだわりは、非常に強いとは思います。でも最近の先進国では子供たちの科学や数学離れが進んでいるそうです。(物理が大の苦手だった私が、こんなことを書くのもおこがましいことではありますが)もっとかっこよくて、もうかる仕事をすることを選ぶ若者、そしてそれを薦める親が多いのだとか。。。なんだか悲しいですね。科学技術(テクノロジー)や医学で世界に貢献できたら、それが地味で大変な仕事だとしても、すごくかっこいいのではないかなと思います。

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