お米料理の食フェス盛り上がる もはやパスタだけじゃないイタリア食への関心
スローフードのシンボルとなったEataly(イータリー)で週末の3日間、お米料理に焦点を当てたイベントが開かれているので行ってみました。
日本のおにぎりとライスバーガーという選択肢に、イタリア人マダムも興味津々でポスターを眺めています。
イータリーも今年で10周年だそうです。
ズメラルド劇場を改装したピアッツァ・ズメラルド店で開かれたイベントでした。
イタリアというとパスタとピッツァのイメージが強いでしょうか。
でもリゾットという伝統的な料理方法もあります。
ミラノからフランス国境に近い西のトリノに向かう途中のヴェルチェッリ周辺には稲作地帯が広がっていているんですよ。
今回のイタリアの出展者の中で間違いなくトップだったサドレル氏の一品は、ミラノ風リゾットにオッソブーコと呼ばれる骨の髄肉のソースを組み合わせたものでした。薄いペーパー(米粉でしょうか)に巻かれたサフランリゾットが、きっちりとアルデンテで、ソースもあっさりとしながらも美味でした。
ミシュラン獲得の輝かしい経歴のあるご本人も会場にいらして、にこやかにファンとの写真撮影に応じたり、フレンドリーな雰囲気でした。
ローマからはライスコロッケ、スップリーでおなじみの「La casa del suppli(ラ・カーザ・デル・スップリー)」が参戦。その名の通り、伝統的なトマト・ミートース、モッツァレッラをからっと揚げたクラシックタイプ、もしくはチーズとコショウを利かせたカーチョ・エ・ペペなどをアピールしていました。
イタリアのB級グルメですね。一つでけっこうお腹いっぱいになります。
そして日本からは、おにぎりとライスバーガーです。
お好み焼きを売りにした「Maido」さんはストリートフードで若者を中心としたイタリア人から人気で、ミラノ市内でも数店舗を構えています。日本のアニメに慣れ親しんだ人なら「話の中に出てくるおにぎりを一度食べてみたい」と思うのだとか。
同行したイタリア人の友人は、予告されていた「こげ茶のおにぎり(=焼きおにぎり)」に期待していましたが、この日はなかったそうで残念でした。
あと「Maido」の牛肉、そしてチキン照り焼きという2種類のライスバーガーも、イタリア人の口に合ったようです。
トップの写真のマダムが迷っているのもわかる気がしますね。
ちなみにおにぎりの具は鮭かツナでした。
スシ、サシミ、テンプーラだけでなく、その他にも日本人がふつうに口にしている食に興味を持ってもらえるのはうれしいことです。
その他にもミラノのペルー、韓国料理レストランが、各国の伝統的なお米料理を手軽に味わえるメニューを提供していました。
Ristorante Sadler
住所 Via Ascana Sforzo 77
電話 +39-02-58104451
Maido
住所 Via Savona 15
電話 +39-02-39434027
これからのイータリーのイベント企画が楽しみです。
また皆様にお伝えしていければと考えております。
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