夏の伝統イベントKranzreiten「葉冠ライディング」

公開日 : 2015年07月21日
最終更新 :

この地域特有の夏の定番イベント"Kranzreiten"についてご紹介します!

94年もの歴史を持つこのイベントは、直訳すると「葉冠ライディング」

馬の背中からバランスとタイミングを計りながらジャンプし、

木の葉っぱでできた葉冠をキャッチするという競技です。

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街の中心からから少し離れたHahlenという地域の大自然に囲まれた広場で開催されます。

ミンデンを流れる水路沿いにあるため、会場に向かうまで水辺のサイクリングを楽しむこともできます。

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競技の内容は、陸上の棒高跳びをイメージするとわかりやすいです。

初めはジャンプしなくても葉冠に手が届く高さから始まりますが、

どんどんと高さが上げられて行くと、選手は馬の背中の上でしゃがんだ状態のまま走りはじめます。

最後のチャレンジは、毎年だいたい4.5mの高さにまでなります。

各選手は3回以上失敗すると失格となります。

葉冠はかなり大きいので、吊られている状態から下に落とせれば、手から落ちても問題はありません。

また、馬のステップが合わない場合は失敗とはみなされません。

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選手は思い切りジャンプをした後、フワフワの木屑の中に落下していきます。

たぶんそこまで痛くはないと思いますが、その週間飛び散る木屑と

馬の駆け抜ける足音は、近くで見ていると振動も伝わってきて迫力満点です。

そして選手が木屑に落ちた後、不思議な光景を目にします。

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赤十字マークのスタッフが、大きな注射器を選手の口に運んで

選手はその中の液体をチューチュー吸うのです。

これは、木屑が喉に入ってしまうと息苦しくなるので水分を入れてその症状を少し和らげるために行うそう。

中味の成分は、「企業秘密」として公開されていませんが

私の主人曰く「アルコール」の可能性が高いとのことです。

アルコールを投入すれば、落ちた時の痛みも和らぐかもしれませんね。

今年の動画は見つかりませんでしたがこちらに、過去の動画をUPしておきます。

この地域ならではのイベントですので是非近くにお越しの際は

この伝統を体験していってください♪

Kranzreiten公式HP:http://www.kranzreiter.de/

今後Twitterでもドイツ生活での様々な写真を公開していきます!

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