アメリカの食を支える! 新鮮な食材が豊富なカリフォルニアのファーマーズ・マーケット

公開日 : 2015年05月11日
最終更新 :
筆者 : 龍野 舞

以前、アメリカのサラダボールと呼ばれているサリナスという農業の町を少し紹介しましたが、

セントラル・バレーと呼ばれる、この州の一大農業地帯には、他にも多くの野菜や果物の産地があります。

例えば、モントレーから近いところでは、いちご畑の広がるワトソンビル、アーティチョーク・キャピタルと呼ばれるキャストルビル、そして、少し北に行ったところには、ガーリック・フェスティバルで有名なギルロイという町もあります。

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ハイウェイ1や101といった道路を走っていると、これらの農作物を育てている畑の広さに驚くとともに、季節によって違った種類の食物が育っている光景を見ることが出来、いちごの甘酸っぱい香りやガーリックのちょっと香ばしいにおいなどに出会うこともあります。

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そんなカリフォルニア州は、アメリカ全体の野菜、果物、ナッツ類の大部分を生産している場所でもあります。

これらの生産者たちの近くに住んでいる私たちは幸運なことに、その恩恵を、すぐに、そして、安く、

ファーマーズ・マーケットという、ほぼ毎日どこかの町で開催されている市場で受け取ることが出来ます。

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ファーマーズ・マーケットとは、これらの食物の生産者たちが、その日の朝に収穫したものを持って町へやって来て、

路上や駐車場などの決められた場所で決められた日時に販売をするというものです。

それぞれのマーケットには、かなりの割合で違った生産者さんが出店をしているので、私たちは、例えば、

「こっちマーケットではアボカドにレタス、そして、ナッツ、あっちのマーケットでは、アジア系の炒め物用の野菜や、

冬はリンゴやシトラス、夏はピーチやネクタリンを買う」といったように使い分けをしています。

そして、マーケットによっては、野菜や果物だけでなく、肉・魚、乳製品、パンやパスタなど、

また、花やその他の植物を販売しているところもあり、スーパーマーケットなどに行かずとも、

ほとんどのものをここで手に入れることが可能です。(そして、何より安全で新鮮!)

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また、どこのファーマーズ・マーケットにも店舗数の違いはありますが、たいてい、メキシコのタコス、インドやタイのカレー、日本のどんぶりや照り焼き、ピザ、BBQなど、食べ物の屋台が出店していて、調理されたものを購入し、そのまま近くで食べることが出来るので、お天気の良い週末には、家族連れなどが、食材の買い物がてら、マーケットでのんびりランチを楽しんでいる姿も見られます。

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この辺りで1番規模の大きなものは、毎週火曜日の午後4時からモントレーのダウンタウンで開催されるファーマーズ・マーケットです。マーケットの時間になると、ダウンタウンのメインストリートであるAlvarado Streetの数ブロックが歩行者天国になり、食料品だけではなく、ジュエリー、衣類、雑貨などのお店も並びます。

私も期間限定でしたが、こちらで参加している「版画クラブ」の活動の一環として、手作りの版画ポストカードのお店を出店した際にお手伝いをしたことがあります。

このマーケットは、多くの観光客が訪れるフィッシャマンズマーケットや、多くのホテルやレストランがある場所で行なわれていますので、夕方のお散歩におすすめです。

(ちょっとユニークなお土産も見つけられるかも?)

これから暖かくなるにつれて、種類も増え、美味しくなるカリフォルニアの果物や野菜を、また、このブログでも紹介していきたいと思います。そして、皆さんも是非、現地でお試し下さい!

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