歴史的建造物・・・だらけ?の町− パシフィック・グローブ
先日、モントレーのダウンタウンにある歴史的建造物「ゴールデンステイトシアター」を紹介しましたが、
歴史のある建物と言えば、私の住む町、パシフィック・グローブでは、1800年代の終わりから
1900年代の初めにかけて建てられた住宅や、その他の建築物が、リノベーションを繰り返されながら、
現在も引き続き使用されています。
そして、私自身も、1906年に建設されたビクトリア調の、元々は1件のお家だったところを
アパートに改装した建物に住んでいます。
この町では、こういった古い建物を保存するためのルールが定められていることに加え、
町中に沢山ある歴史的な建築物の入り口には、その建物が建てられた年と
当時のオーナーさんの名前が記された板が掲げられています。
さらに、その中には、国によって歴史的建物として登録されているものもあります。
(玄関先に掲げられている建築年と当時のオーナーさんの名前のプレート)
(以前はレストランとしても使用されていたこの建物は、近年、一旦、住宅のみの使用でしたが、
最近は、週末や特別のイベントのときには「ティーハウス」としても使用されています)
そのような住宅の中には、いわゆる、こちらの「マンション」(日本の集合住宅「マンション」は、
こちらでは「アパート」もしくは、「コンドミニアム」と呼ばれ、この場合の「マンション」は、「大きな邸宅」という意味です)といわれるようなものだけではなく、労働者階級の人たちが住んでいた、よりシンプルなデザインの、小さなサイズの住宅も含まれています。
そのうちの1つのスタイルは、入り口から家の後方までまっすぐなデザインのため「ショットガン」スタイル
と呼ばれたりもしています。私は、日本での大学時代、京都に住んでいたので、そちらで「うなぎの寝床」
と呼ばれる間口が狭く細長い間取りの建物を、半分くらいに切った感じの建物だなあと、
初めて見学のために中に入ったときに感じたのを覚えています。
(奥行きの短い「ショットガン」スタイルの家。数件が長屋のように軒を連ねているのを良く見かけます)
また、こちらの建物は、外観をペンキで塗って仕上げているものがほとんどなため、
その家のオーナーさんの好みなどによって、同じブロックや通りでも、様々な色に塗られたカラフルな色の家々が
混在しているのも特徴です。また、色だけではなく、外観のデコレーションにもとても個性があるお宅も見かけます。
もちろん、ハロウィーンやクリスマスの時期には、その数がいつもより増えて、それ見るために町をお散歩するのも楽しみのひとつになります。
(「カエルの家」と名付けられた、緑色のお家)
と、この記事と一緒に掲載する写真を撮るために、町中を歩き回って、このような建物を探そうとしたのですが、
通る道々にこういった建築物が沢山ありすぎて、全てを写真に収めることは無理でした・・・
中には、現在はカフェやレストランとして使用されているものもありますので、お起こしの際には是非訪れてみて下さい。
(以前は住居だったところを改装したカフェ、その名も「レッド・ハウス・カフェ」!私自身、10年以上前にアルバイトとしてお世話になりました。)
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