季節の行事 ポサーダとは?

公開日 : 2019年12月22日
最終更新 :
筆者 : Monica

こんにちは。モンテレイ特派員のMonicaです。

いま、わたしの周りではポサーダ真っ盛りです。

ポサーダとは、辞書によると、「ポサーダ:クリスマス前9日間の祭り。子供たちが菓子入りのくす玉(ピニャータ)を割って楽しむ」。

現在は中米で行われる習慣のようです(ピニャータについては先回の記事ご参考)。

私の周りでは大人も楽しんでいて、職場ではピニャータから落ちてくるお菓子を拾う代わりに、"シークレットサンタ"がお菓子をくれるスタイルのプレポサーダを4週にわたってやりました。

チーム内で100円くらいのお菓子交換をするのですが、誰に渡すかは本人のみが知っているという仕組みです(プレゼントをもらう人は、誰がくれたのかわからない)。

ちなみにこのあとポサーダ本番もあります。

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(スーパーではお菓子が山積み)

でも、単なるクリスマスパーティーにしてはちょっと不思議。

クリスマス前(=イエス・キリストの誕生日前)をお祝いするのは、わかる。

でも、なぜいきなりくす玉??

と、またまた気になってしまったので調べてみたらおもしろい背景がありました。

メキシコの場合、先住民が古来から行っていた祭りとスペインに征服された時に入ってきたキリスト教のクリスマスの期間が偶然にも一致し、現在は西洋のクリスマスと先住民の祭りが合体した形になっているようです。

クリスマス前の9日間というのはキリスト教的には、イエス・キリストの父と母であるホセとマリアがキリストを産むための場所を探して旅をしていた期間。古来文化的には、戦争と太陽の神の出現を祝っていた期間(12月17日~12月26日) だそうです。

次にピニャータ(くす玉)については、もとはスペインで行われていた習慣を宣教師たちがメキシコに持ち込んだのが始まりですが、偶然にも上記の古来の祭りでも同じような習慣があり、壺にいれた宝物を棒でたたき、こぼれ落ちたものを神へ捧げていたとか。

それが時を経るにつれ一体化し、現在の形になったようです。

だから、ホセとマリアなのにくす玉が登場。

メキシコスタイルのクリスマスパーティーです。

※自分なりに調べたことを書いているので、100%正しい情報ではないかもしれません。その点はご了承ください※

ともあれ、12月はとにかくパーティーが多くて、はしごする友達もいます。

日本の忘年会シーズンと同じですね。

年に一度、町も気分も少しだけ華やかになれる季節です。

みなさま体調を崩さないように気をつけてくださいね。

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