モンテビデオ、冬将軍到来

公開日 : 2012年06月06日
最終更新 :
筆者 : Mariana

さて、南半球に位置するウルグアイ・モンテビデオに、ついに冬がやって参りました。

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南(南極)からの寒波が到来、ウルグアイ気象庁によると、今週の土曜日までは最高気温は10℃を切り、最低気温も0〜-5℃に達するかもしれないとの事です。

さて、ウルグアイの冬は、気温は0〜10℃前後と、気温は日本の冬とあまり変わらないのですが、風が強く、常に吹いている事と湿気が多いため、体感温度が低く感じられます。

また、建物も、石(レンガ)造りで、古い建物も多いのでサッシ窓のある家も少なく、壁に断熱材も入っていないため、外気の寒さがもろに伝わるわ、すきま風があるわで、建物の中もしんしんと冷えます。

また建物の中の暖房も日本ほどガンガンにきいてないし、欧米のようにセントラルヒーティングがある訳ではありませんので、建物の中が暑い!という事もありません。

ドルやユーロを持っている外国人向けのモダンなアパートや、いいホテルは防寒対策もしっかりしてたり、床暖房があったりして暖かいと思われますが、ホステルやウルグアイのアンティークな建物を改装したホテルやB&B等は、上記のような理由で寒いかもしれません。

ということで、ウルグアイの事情で日本より寒く感じるウルグアイの冬。

冬に旅行に来られる方は、日本出発時は酷暑なので実感が沸かないでしょうが、コート、手袋、マフラー、屋内での部屋着等、しっかり寒さ対策をしておいで下さい。

とはいえ難しいのが太陽が出た日。太陽が出た午後は一気に小春日和になる為、着膨れしてると暑くなる場合も。ですので、着膨れの仕方も、日本のように下着を何枚も重ねるというよりは、脱ぎ着で調節できるように、上に重ねて着る仕方の方が良いと思います。

さて、モンテビデオで天気予報を見ていたら、たまに聞く警報(アレルタ alerta)というものがあります。

気象庁より出されるのですが、緑(危険無し)→黄色(危険度低)→オレンジ(危険度中)→赤(危険度高) と4段階あります。

今週はオレンジ色警報。(アレルタ・ナランハ alerta naranja), 通常より強いトルメンタ(嵐)や強風、まとまった雨、寒波および熱波で、通常活動に危険が伴う時にに出されます。

とはいえ、オレンジでも台風が直撃する訳でなし、これくらいで仕事や学業を休んでは居られないので、ウルグアイ人は普通に仕事や学校に出掛けます。が、ビーチ沿い等は本当に風が強かったり高い波が道路にまでしぶきを上げて来たりしますので、ビーチ沿いを歩くのは避けた方が無難です。

さらにモンテビデオの冬は雨の日が多いので、タダでさえ冬は日が短いのに(日の出は7時半〜日没は6時と日本とほぼ同じですが)、どんより曇った日も多く、憂鬱な日が続きます。寒いので風邪ひきの人も一気に増え...。

なもんですから、冬の間はウルグアイ人の顔の表情もずーんと不機嫌になり、活動量も下がり、外出や夜遊びに出掛ける勢いもピタっと止みます。

仕事や学校はさすがに出掛けますが、友達と遊びに行く、習い事に行く等、プライベートな事では、雨が降ったり、寒くなったりすると、無理して出掛けないのがウルグアイ風。そんな日は、家でストーブの前でのんびりゆっくり過ごすのが、ここのやり方です。

台風で電車が止まらない限りは、予定したからには出掛ける日本人の感覚からしたら、急な約束のドタキャンなんて!とイライラさせられるんですが、それがここのやり方、ということで慣れるしかありません。

と、なんだか冬にはいいところが全くないモンテビデオのようですが、それでもいいところもあるんですよ。

この冬はここでモンテビデオの冬の楽しみをご紹介する為に、自分も鬱々と引きこもりにならず、ネタ探しに積極的に出掛けたいと思います、はい。

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