モスクワも冬眠から覚めました。
初めまして。
シャーミンさんと一緒にモスクワ特派員をさせて頂きます、りりです。
私にとってもロシアはまだまだ未知の国です。
拙いながらも、
私が発見したり、不思議に思ったり、関心したりした、
ロシアの“生”をみなさんと共有出来たら嬉しいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
さて、モスクワは“寒い”というのは、誰もが持つイメージだと思います。
どれくらい寒いか想像付きますか?
モスクワの北緯は約55度。
北海道の上にある樺太半島のさらに上、カムチャッカ半島南部で北緯50度くらいです。
これを想像しただけでも相当寒いですよね。
実際、この冬は近年にない程の寒さだったモスクワ。
最低気温、実にー30度近くまで下がりました!
もう一つ、緯度が高い事による現象として、
冬時の日照時間が非常に短いと言う事が挙げられると思います。
冬の間は朝9時になっても10時になっても薄暗く、
分厚い雲の向こうの低〜い位置に太陽が薄ら見えたかと思うと、
アッと言う間に日が暮れてしまう。。。
そんな寒くて長〜い冬がやっと終わりを告げた今の時期、
冬眠していたかの様に静かだったモスクワの街のあちこちで人が溢れ、
屋外での営みを再会しています。
例えば市場。
冬の間も常設の市場が市内にいくつかあるのですが、
屋外の市場は、もちろん冬の間はなくなってしまいます。
しかし、春の訪れと共にこの時期、再び屋外の市場が街のあちこちに並び始めます。
野菜や果物の種類も冬の時期よりずっと美味しそう!
まだ挑戦した事はありませんが、魚の干物も売っています。(^^)
そして、外カフェ。
これから再び冬が始まるまで、めい一杯の時間を外で過ごそうと、
今の時期、街中のカフェやレストランがこぞって外に席を作り始めます。
あっちでも。
こっちでも。
冬の間はまるで墓場の様だった歩道の花壇にも手が入り
間もなくモスクワの街は花と緑で一杯になるでしょう。
それでも突然寒くなったり、
最低気温と最高気温の差が10℃以上あったりするので、
まだまだ油断は禁物なのですが。。。
とは言え、もう街中でダウンコートは必要なし!
薄着で外出できる短い季節を、私もこれから満喫しようと思います。
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