モスクワ‐断湯の時期がやってくる

公開日 : 2012年06月22日
最終更新 :
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雨がちな天気から一転、先週から晴れの強い日差しで日中は25度強までいく夏らしい天気が続いています。

一番大好きな季節。

でもその最高の季節に毎年おののくのは。。。

そう、年に一度やってくる、断湯の時期。

お湯が止まるのは5月から8月の夏の間のどこか。

ロシアでは、各家庭でお湯を沸かす日本と違い、お湯も配管での供給式。どの住宅にも水とお湯の水道管が分かれていて、お湯の蛇口をひねるとすぐお湯が。

日本みたいにお湯が出るまで時間かかるなーというのはあまりありません。

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写真は我が家の部屋の暖房。真冬はフル稼働で触ると、あちち。

この暖房用のお湯は4月末ころから秋口まで供給がストップ。夏は結構暑いので、これは不要です。

一方、水道のお湯は一年中配給。

が、ロシアではこの水道管のお湯の供給が止まってしまう時期が夏に必ずやってくるんです。

以前は毎年3週間から4週間も!

学生の頃は、ウォッカを飲んで水シャワーを浴びれば怖くない、なんてふざけたことをいってたけど。。。

ぬるま湯、とかではなく、ほんっとうの冷水しか出なくなるんです!

止まる理由は、夏の暑い時期に、お湯の配給管の点検や取替えを行うんだとか。

去年からこの期間が10日に短縮されました、とモスクワ市長も誇らしげ。

ある日突然アパートに張り紙がなされ、何日から何日までお湯の供給が止まります、といきなりストップ。

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なんともこの現代において不可解。。。

今は、駐在員さんが住んでいるアパートには大抵、ボイラーがついています。

また、ホテルなどに滞在される方は、お湯はきちんと出るので、心配不要!

で、ボイラーのついていない我が家では、鍋やケトルで湯沸しをフル稼働。

バケツに湯をため、まるで100年前かのような湯浴みで10日しのぎます。

ニュースによると、3年後くらいには、「技術向上により」、断湯の時期も廃止されることが見込まれるとのこと。

いまどきどんな技術向上かは知らないけど、まだ来年・再来年はこの時期がやってくるみたい。

もう少しで我が家も、冷水での修行僧のように耐える10日間がやってきます。

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