№10 タガンスカヤ駅近くのブリヌィ屋さん- ロシア風のクレープ

公開日 : 2013年12月24日
最終更新 :

メトロに乗って向かったのは、タガンスカヤ駅。

駅から徒歩5分ほどで到着したのは、ソ連時代から変わらない味を守っているという、ブリヌィ=ロシア風クレープのお店。

カザフスタンに暮らしていた時、それはきれいなロシア語を話すロシア大好きな友人に連れられ、初めてブリヌィに出会った日のことは、今も忘れません。

あの日以来、好きな食べ物ベスト5に入るほどの大好物になりました。

もちろん、ロシアの人々にとっても、老若男女に愛される、食事に◎おやつに◎の国民的メニューの一つです。

本場ロシアに来たら、絶対に行こうと思っていたこのお店。

店名は、多分なし。

DSCF2092.JPG

建物には、「ブリヌィ」としか書いてありません。いかにもソ連時代からあったことを感じさせる店構え。

ドアを開けると広がったのはこの光景。

DSCF2080.JPG

こんなに訪問を楽しみにしていたのに、これを見て、さらに右を見て、一瞬、「やっぱり帰ろうかな...」と思いました。

右側に広がった光景。

DSCF2075.JPG

世界の一瞬ぎょっとするようなところへは、割と行ったことがある方だと思っていましたが、これまでにないこの感じ。ここはシェルターか?!、という感じ?昭和的なクリスマス装飾も異様な空気を盛り上げます。

95%以上を占める男性は皆、冬のロシアのおじさん基本ファッション。

席は否応なしのスタンディングor相席の二択です。

他人のことはお構いなしで、皆もくもくと食べることに集中。物珍しい東洋人が紛れこんでいても、誰一人、気にもとめないので、その点は気楽です。

DSCF2083.JPG

ブリヌィ専門店なのかと思っていましたが、意外と食堂的な使われ方をしている様子。

椅子は小学校にあるみたいな、でも、こんなかわいいのもありました。

DSCF2081.JPG

いやいや、せっかく来たのだから、やっぱりいただきましょう。

気を取り直して注文したのは、お肉のブリンチキ(ブリヌィで具材を巻いた小さ目のものはこう呼ばれます)を二つと、ヴィネグレット(ロシア中どこに行ってもある、ビーツのサラダ)、ボルシチと紅茶で150RUB。500円以下でこのボリューム。

DSCF2079.JPG

生地がこれまで食べたどれよりも、厚めでふかふかしていながら、カリッとしていて、お肉(牛挽肉)も全然臭みがなく、とてもおいしい。

ブリヌィ以外のものについては、特段感激するほどのものでもなく、むしろ油分が多くてボルシチはスープを残してしまったほどでしたが、ブリヌィは本当においしかったです。

もちろん、締めには甘いブリヌィも。

DSCF2089.JPG

はちみつとスメタナ(サワークリーム)添え、40RUB。

生地が厚いです。これくらい厚めだと、クレープというよりも、パンケーキのような感じですね。

写真を撮らせてね、と言ったらいいわよと言いながら、私はいいわ、とうつむく看板娘のかわいいお姉さん。おじさんたちの冗談に付き合って、人気者のよう。

DSCF2086.JPG

見ての通り、ゆっくり出来る雰囲気ではないので、集中してブリヌィを味わった後は、場所を変えてお茶を...。

同じタガンスカヤ駅近くに、"あのカフェ"があります。続きはまた次回へ...。

■タガンスカヤのブリヌィ屋さん

住所: ул. Воронцовская, д.8 ヴォロンツォフスカヤ通り 8

メトロ: 5号線・7号線 Таганская タガンスカヤ駅または8号線 Марксистская マルクシストスカヤ駅より徒歩約5分

※メニューはこちら

DSCF2068.JPG

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。