№42 ロシア人が大好きなお茶請け- "マルメラード"は癖になる味
一昨日は突然の"5月の雪"に驚きましたが、ようやくようやく、春がやってきました。しばらく20度を上回る晴天の日々が続きそうです。
5月9日の今日は、ロシアの戦勝記念日。ロシア人にとっては、とても大切な日のようです。赤旗が舞うなか、戦車のパレードに戦闘機のショーと朝から物々しく三連休が始まりました。
先日、若いロシア人女性とスーパーマーケットに行く機会があり、日頃からこれなんだろう、と思っていたものたちについて教えてもらったりして、新発見がありました。
「これこれ、大好きなのー♡ロシア人はみんな大好き」と言って、彼女が手に取ったものは...
▼Мармелад＝マルメラード メロン味。1袋50RUBほど
辞書を引くと、「フルーツゼリー」となっていまして、発音から、マーマレードが語源なのかなーと思いましたが、関連はありそうですね。
ロシアでは、柑橘類よりも、ベリーやピーチ、メロンやアプリコットなどで作られたものが多いです。
日本にもある、いわゆる昔懐かしいペクチンゼリーみたいな感じのもので、このタイプは想像通りのまさにあんな感じの味。
▼私がすっかり気に入ってしまったのは、こちらのタイプ。320gで70RUBほど
ゆべしのような、羊羹のような至って地味な見た目ではありますが、これが自然な味でとてもおいしくて。素朴なロシア版パート・ド・フリュイですね。
▼バターカッターで切ってみると、ちょうどぴったり。
やっぱり地味。この垢抜けない感じがロシアらしくていいと思います。フルーツのピューレと砂糖、ペクチンはものによって入っていたりいなかったりというシンプルな原材料で、ドライフルーツをぎゅっと固めたような味です。
小さく切って、ヨーグルトに入れたりしてもおいしそうです◎
しかしこのタイプ、お土産にもらうと一番困るものですよね、丸ごと過ぎて、見たこともない怪しげなものをこんなにもらっても...。切るのも面倒ですし、べたべたしそうで。でも、一度試せば、きっと好きになるはず。喜んでくれそうな、日本の友人たちの顔が浮かび、次はきっと持って帰ろうと今から思っています。
*1RUBは、現在のレートで約2.9円です
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