ムンバイの中にある南インド、Matungaエリア
ここムンバイはインドの中でも「西インド」に分類されるのですが、大都市＆経済の中心地
ということもあり、この街には国内外様々な出身地の人々が集まっています。
同じインド国内とはいえ、出身地が違えば使う言葉や祝うお祭り、生活習慣や食べ物まで
違うのがインドの面白いところ。特に食べ物は外国人である私達にとって、
各地を旅行する楽しみでもありますよね。
ムンバイの街中で出てくる料理のほとんどは、ナンやチャパティーなどのパンを主食とした
「北インド料理」に分類されます。しかしここMatunga地区に限っては、南インド出身の人が
多く住んでいる場所とあって、その様子が少し異なるんです。
Matunga駅近くにある、南インド建築のお寺。
ムンバイで多く見られるのは白一色のシンプルなお寺であるのに対し、この地区には
南インド式の派手で細やかな彫刻に覆われたお寺がいくつもあります。
また、庶民のおやつもここでは南インド式。
北インドでは「サモサ」や「パニプリ」といった軽食が一般的ですが、Matunga駅周辺で
売られているのは「ドーサ」や「イドゥリー」などの南インドスナックが中心。
私は数あるインド料理の中でも特にドーサが大好きなので、今回はMatunga駅周辺の
「南インドスナックが食べられるお店」を2軒ご紹介します＾＾
1軒目はこちらの「Café Madras」。
素材の新鮮さと味のクオリティの高さで、ローカルに大人気のお店です。
ランチで込み合う時間帯を外したにも関わらず、店内は満席...。
でもお客さんの回転が速いので、それほど待たずに座れました。
注文したのは「Raagi Masala Dosa(手前：45Rs)」と「Onion Tomato Uttappam（奥：45Rs）」。
右側にあるのは南インドのスナックにはかかせない「ココナッツチャツネ」と「サンバル」です。
（この付け合わせが何にでも合うから不思議...！）しかもこの2品は、料理を頼むと勝手に付けてくれます。
あと忘れずに頼んでほしいのが、「Filter Coffee（18Rs）」！
南インドの人はチャイではなく甘いコーヒーを好んで飲むそうで、ここでは注文すると
目の前でカップからカップへとするするコーヒーを移し、適温に冷ましてからサーブしてくれます。
日本の瓶に入った「コーヒー牛乳」を少し苦くしたような味で、美味しいです＾＾
お店の前には、スナックやオリジナルのコーヒー豆を買えるお店もあります。
お土産にいかがでしょうか？
そしてこちらは2軒目の「Mani's Lunch Home」。
Matunga駅周辺に同系列のお店が2軒あり、こちらはスナックが中心のお店です。
近くに大学があるからか、周辺はたくさんの学生で賑わっていました。
注文したのは「Cheese Dosa（手前：33Rs）」「Idli （左奥：ココナッツチャツネ、サンバル付20Rs）」
「Dahi Wada（右奥：25Rs）」ドーサはお皿から完全にはみ出しています...＾＾
（しかし生地がとても薄いので、大きくてもぺろっと完食できてしまいます！）
ここはドーサの種類が多いのと、曜日毎に違ったメニューが楽しめるのが嬉しいお店です。
今回は南インドの軽食のお店でしたが、他にもMatunga駅周辺には、ミールス
（バナナの葉の上に様々なおかずやライスが盛られた定食）を食べられるお店もあるようです。
個人的に今「南インド料理」がブームなので、近々そちらも行ってみたいと思ってます！
「南インドまで行く時間は無いけど、ムンバイで南北両方のインドを味わいたい...」という方、
ぜひMatungaエリアに足を運んでみてください＾＾
■Café Madras ：38-B, King's Circle, Matunga, Mumbai
（月曜日定休）
■Mani's Lunch Home ：Plot No.153/C, Mhaskar Building, Matunga Mumbai
(月曜日定休)
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