N°195 ミュンヘンの難民問題、地元民の声は?

公開日 : 2015年10月25日
最終更新 :

いやぁ〜、目覚めはいつも通りの朝6時。自然に目ざめ壁掛けとけいをみるといつも通りの6時前です。ベットメイクを済まし、バルコニーへ。朝のフレッシュな空気の中で深呼吸。

。。。。しかし、何やらおかしい模様。隣人宅の電気がいつもならポツポツとつき始める頃なのに、辺りは真っ暗。おかしいなぁ〜とMacを開いたところ何とまだ『4:55』となってるではありませんか! そうそう。『N°189 緊急 お知らせ 時計にご注意を!』でもお知らせいたしましたが、今朝は寝ている間に時間が変換されて冬タイムが始まる日です!流石、MAc, Iphone は自動変換されていました。 

残るは壁掛け時計を手動で1時間戻すだけ。

さぁ、冬タイムのスタートと共に体調管理がやりやすくなりました!

さて、今日みなさんにお知らせするのは『ミュンヘンの難民問題』についてです。

周知の通り多くのシリア難民が9月の第1週土曜日から週末ごとにミュンヘンに押し寄せています。初めは『welcome to Munich』などの幕を持って中央駅に駆けつけるミュンヘン市民の映像が日本にも流されたようですが、そこだけクローズアップして海を渡って伝えられているとの声をよく聞きます。

事態は日に日に深刻化し、ミュンヘン市民には直接、ドイツ国民には間接的に場面場面では迷惑がかかることもどうやらあるようです。

例えばミュンヘン中央駅に到着した難民たち用にミュンヘン駅横に急遽設置された巨大テント、流石はドイツ、ミュンヘン、『市』が潤ってるな〜と思わせるそれは敏速な対応でした。がそれも難民の数に追いつかず、中央駅のコンコースを陣取り出した難民たち。

疲れもピークに達していたのでしょう。しかし難民たちが去った後のミュンヘン中央駅はゴミの山でした。

しかしそれも翌日には何事もなかったかのように『市』によって片付けられ、今ではいつも通りとても美しい中央駅、美しい街並みに戻っています。

シリア難民は精神体力ともに行き先の不安な状態ですので、そのくらいはいいじゃないかなどの世論の反応をうかがっているとドイツ人、ミュンヘン市民はこのような状態を快く受け入れることがなかなか難しいようで、慈悲の心との間に、戸惑いが隠せないようです。

また、ドイツのマンションアパートの建物は必ず建物自体に鍵がかかっており、建物に侵入するのはなかなか難しいとされています。が、朝、出勤に階段下の怪しげな物音に覗いてみると難民がダンボールを敷いて熟睡していたなども今日では普通に耳にします。警察に通報しても、立ち会ってもらえないほどらしいです

ミュンヘン人や旅行客への足止めはさらに悪化しミュンヘンとすぐそこのオーストリア・ザルツブルグへのアクセスも国境止めのため多くの人がキャンセルせざるをえなかったり、電車予約支払い済みのチケットも無効になってしまったりと日常にも影響が出ています。

そんな最中、もっとも残念なのは、そんなシリア難民たちを快く思わない人たちの悪態です。難民キャンプに放火したり難民キャンプ内での暴力などが報じられています。

それは間違った意向の伝え方です。

9月中旬にメルケル首相(CDU)とCDU幹部は、難民問題に対応するための新移民法案を策定しました。

また事態は大きく変化すると思います。

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