上高地へ行き、大正池~河童橋~明神池を歩いてきました!

公開日 : 2011年07月19日
最終更新 :

昭和9年に「中部山岳国立公園」に指定された上高地

優れた景観と環境を誇る上高地は、特別名勝・特別天然記念物にも指定されています。

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7月7日(木) 天気は雨。

週間天気予報をみると、向こう1週間はずっと雨マーク。

上高地へ行く予定の7月8日(金)だけは、かろうじて曇りのち雨。

うーん。。。。

7月8日(金) 天気は曇り。

晴れなくてもいいから、せめて雨だけは降りませんように(ナムナム)と祈りつつ、公用車で県庁を出発!

ご存知の方も多いと思いますが、上高地へマイカーでは入れません。

上高地の自然を次代へ継承(自然保護)するため、マイカー規制にご協力いただいております。

自家用車(自動二輪含む)は釜トンネルより通行禁止となるため、長野県側から上高地へ向かう際は、沢渡(さわんど)という所の駐車場に車を停め、シャトルバス若しくはタクシーに乗り換えて上高地へ向かいます。

岐阜県側から上高地へ向かう際は、平湯(ひらゆ)という所で乗り換えになります。

私は1人だから、沢渡からシャトルバスに乗るかな・・・。

↓ ↓ 因みに、料金はこんな感じ。↓ ↓

○シャトルバス運賃

沢渡~上高地 片道1,200円 往復2,000円

平湯~上高地 片道1,130円 往復2,000円

○タクシー運賃

沢渡~上高地 片道4,000円

沢渡~大正池 片道3,200円

平湯~上高地 片道4,500円

平湯~大正池 片道3,500円

○駐車料金(沢渡・平湯/1日)

普通車 500円

二輪車 300円

大型車 2,000円

沢渡からバスに揺られること約30分。

大正4年の焼岳の大爆発によって、梓川がせき止められてできた大正池に到着です。

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上高地に入って最初に目にするのが、穂高連峰と林立している枯木が幻想的な大正池の景観なんです。

でも、厚い雲がかかっていて、穂高連峰が見えない。(涙)

ま。雨が降らないだけ、良しとするか。

今回の私の使命は、写真を撮りながら明神池まで行くこと!

大正池→河童橋→明神池→河童橋のコースを歩くと、通常、約3時間ちょっと。

午後の予定も詰まっているので、ガンガン歩くぞー!

ということで、大正池から自然研究路を歩いて田代橋へと向かいます。

この自然研究路は、湿原、水辺、森林など、様々な自然が体験できる自然観察のための遊歩道なんです。

平坦なコースなので、気軽に散策が楽しめます。

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ところで最近、私、歩数計をつけているんです。

3時間以上歩くと、一体何歩になるのかしら?

大正池では、まだ1,500歩。

大正池のわずか上流、原生林の中、ポッカリとあいた草原に浅く広がる田代池まで来ました。

流れこむ土砂のため、年々少しずつ、湿原化が進んでいるんだそうです。

田代池からの霞沢(かすみざわ)岳や穂高連峰の眺めは素晴らしいのですが・・・、雲で見えない。(涙)

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自然研究路の横を流れているのは梓川。

雨が降り続いていたせいで、かなり水が多いですね。

遊歩道も所々で、水びたしになっていました。

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田代橋へ向かう途中、水がきれいだったので、思わずパチリ!

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田代橋到着!やっぱり山は見えないな・・・。(悲)

でも、雲が薄くなってきたような????

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田代橋から5分! ウェストン碑まで来ました!

ウォルター・ウェストンさんは、日本アルプスを世界に紹介してくれた英国人宣教師です。

ウェストンさんを偲び、岩壁にレリーフをはめこみました。

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ウェストン碑から約15分で河童橋に到着します。

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上高地のシンボルと言えば、幅3.1m、長さ36.6mの吊り橋・河童橋!

皆さん、河童橋から眺めた穂高連峰の写真を、どこかで1度は見たことがあるんじゃないかしら?

天気が良いと、とっても美しい景色なんだけど、↓

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この日は曇りのため、ちょっと残念な景色。↓

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さてさて、明神池へと先を急がねば。

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ここは、河童橋からすぐの場所にある上高地ビジターセンター。

パネルや写真、映像で、上高地や北アルプスの自然について紹介しています。

素敵なお土産も販売しているので、ぜひ寄ってみてください。

私はここで、上高地散策ガイドをGET! 歩数計は8,500歩。

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アルプスをめざす人たちに人気の拠点・小梨平のキャンプ場を越え、気持ちの良い森の中をどんどん進みます。

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あれ? 猿が来た!

れれ? また猿が来た!!

ありゃりゃ? また来た!

群れなのかしら? 森の中からやってきて、森の中へとまた消えて行きました。

自然いっぱいの上高地は、すぐ近くでニホンザルや野生動物を見る事ができるけど、絶対に餌をあげちゃダメですからね。

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ん? 明るい? もしかして晴れてきた?

何度もブログに書いておりますが、私、晴れ女です!

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上高地でも晴れ女の力を発揮したみたいで、穂高神社奥宮への参道を抜け明神橋へ到着する頃には、おもいっきり晴れてくれたので、素敵な写真が撮れました♪

さすが私!

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河童橋から歩くこと約50分。

明神池へ到着しました~。やっと着いた~。

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なぜここに鳥居があるかというと、本宮を安曇野市穂高にもつ穂高神社の奥宮が明神池畔にあるから。

明神池は、穂高神社奥宮の境内にあるため、拝観料(300円)が必要になります。

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ここまで来たのなら、ぜひ明神池まで見ていってほしいです!

明神岳からの土砂が湧水をせき止めて出来た明神池は、荘厳な雰囲気。

毎年10月8日の例大祭では、ここで幻想的なお舟神事が行われています。

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背後に明神岳が迫る静寂な一の池と、大岩石が池中に立つ日本庭園調の二の池など、三つの池に分かれています。

マガモやオシドリがいるはずなんだけど、見かけなかったな。

池畔には、嘉門次小屋もあります。

嘉門次小屋とは、ウェストンを案内した名ガイド・上條嘉門次さんが住んでいた所。

前庭には、嘉門次レリーフがあるので、ぜひご覧ください。

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予定の時間より、少し遅れ気味。

河童橋へ戻るのは、急いだ方が良さそう。。。。(疲)

歩数計は15,000歩。

河童橋へ戻るのは、明神池へ来た時と同じ道(梓川左岸道)ではなく、違う道(梓川右岸道)で帰ることにしました。

そうすると距離が長くなって、来た時より長い約70分もかかっちゃうんだけど。

でも違う道へ来て良かった!岳沢湿原など、趣の違う景色が見られました!!

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急いだかいあって、河童橋へは70分かからずに到着。

よしよし。自分、よく頑張ったぞ。

河童橋から眺めた穂高連峰も天気が回復したおかげで、完全ではないけれど、だいぶ雲もなくなり、来た時より美しい景色を見る事ができました♪

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今回の上高地での滞在時間、約3時間30分!

ただただ急いで歩いてきただけなのですが・・、それでもやっぱり自然の中を歩くのは良いですね~。

この日の長野市や松本市の市街地は、日中うだるような暑さだったのに、上高地の涼しいこと涼しいこと!

木々を通り抜ける風が爽やかで、とても気持ちよく歩けました。

それもそのはず!

上高地では、最高気温が25℃を超える日は、年に数日しかないんですって!!

まさに絶好の避暑地です!!!

梅雨が明けたこれからは、晴天に恵まれ、気高く美しい山々が、訪れる人を魅了してくれることでしょう!

素晴らしい景観を見に、爽やかな風を感じに、ぜひ上高地へお出かけください。

帰りのバスの中で。 歩数計は21,500歩でした。

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