イタリアファッション界の女王のコラボ商品
アンナ・デッロ・ルッソ、彼女は12年間VOGUE ITALIAにファッションエディターとして勤め、現在はVOGUE JAPANのファッションディレクター・アット・ラージ兼クリエイティブコンサルト。ファッションアイコンやブロガーとして名高い彼女ですが、なんと出身は南イタリア。ナポリの反対岸のバーリという町出身なのです。
南イタリアといえば、おいしい料理、豊かな自然、人情味溢れる土地の人たちといったイメージで、ファッションのイメージからは程遠い気がしますよね。実際、南イタリアにはデパートすら存在しません。彼女はきっといろんなものが手に入らなかった田舎からミラノに出て、苦労して今の地位を築いたからこそ、独自で自信に満ち溢れたあのスタイルでいられるのでしょう。好きか嫌いかは別として、女としての生き方が潔くて、南イタリア女性のマンマ的イメージを一掃してくれます。年齢不詳なこのスタイルと露出の高さ!
ところでイタリアのショッピング事情。実は、H&MやZARA等の大型アパレル店を除いて、イタリアでの買い物はとても神経を使うものです。「お客様は神様です」の精神の私たちにとっては、のんびりリラックスしてショッピングしたいところですが、残念ながらそうはいきません。
まずお店に入る時はこちらから「チャオ」「ボンジョルノ」と挨拶。そして「見てもいいですか」と店員に聞いてから店内を見て回ります。見て回る間、ナポリではじーっと監視されている気分です。ハンガーにかかっているもの以外は「触っていいですか?」と尋ねてからでないと、嫌な顔をされます。
「客は店員に頼んで商品を見せていただいている」という立場なのです。他人の家に土足で上がり、商品を売ってもらったので、ありがとうと言って帰るという構図。買わずに出て行く時に店員の醸し出す重い空気...。5年経ってもいまだ納得がいきません。(観光客慣れしているお土産屋さんなどはもう少し楽に買い物を楽しめます。)
これはイタリア人ですら愚痴っていることなので、我慢しつつも強気で買い物を楽しむしかありません。南イタリアでは掘り出し物に安く出会えることがよくあります。
ところでアンナ・デッロ・ルッソさんのH&Mコラボデザインはとっても奇抜でした。現在愛犬と共にミラノに住むアンナさん、なんだか映画の題材になりそう。彼女が好んでよく着ているFausto Puglisiは今かなり話題のデザイナーです。
彼のドレスでコンサートしたいな!
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