おいしい老舗チョコレート専門店
アフリカから吹く季節風シロッコの影響で暖かい日が続いていましたが、雷と豪雨があり12月に入った途端に突然気温がぐっと下がりました。
寒くてたまらないのものの、クリスマス気分が一気に高まったような気がしてウキウキします。やはり冬らしく、寒い寒いと震えながら歩く方が、ホットチョコレートのありがたみが増したりするものです。
ナポリでチョコレートというのはあまりイメージにないかもしれません。イタリアでチョコレートが有名なのはトリノというスイスに近い町ですし、やはり北ヨーロッパのイメージですよね。
実際にこのガイオーディンの創業者イシドロ・オーディンもピエモンテのアルバという北イタリアの町の出身でした。1894年、王宮の近くにナポリで最初のチョコレート自家製造店を開きます。当時、上流階級の行き交うキアイア通りは、チョコレートの香りが充満して、人々を惹きつけていたそうです。サンカルロ劇場から近く、高級ファッション店の並ぶこの地域での出店は大成功で、貴族のパーティーなどで大変喜ばれていたそうです。
その後オノリーナ・ガイという人と結婚して、二人の苗字からガイ・オーディンと店名を改め、ナポリに支店を増やしました。現在はナポリに9軒の他、ミラノとローマにも店舗を構えています。
ナポリのヴェズーヴィオ火山の形をしたものや、香り高い一粒チョコレートなどは、プレゼントにもぴったり。老舗ならではの少しアンティーク調の箱に、好きなものを選らんで入れてもらいます。お店の中には選びきれないほどたくさんの種類のチョコレートが瓶に入って並んでいます。見ているだけでも幸せな気分。
おすすめなのはジェラート。(一部のガイオーディンの店舗のみ取り扱い)チョコレート専門店だけあって、チョコレート味の種類が豊富です。パンナ(生クリーム)を50円増でつけてもらうのがおすすめ。サンタキアラ教会横店、トレド通り店で食べられます。
今日いただいたホットチョコレートにも生クリームを追加できます。ペペロンチーノのピリ辛ホットチョコレートドリンクもあるそうです。これはまだ試したことがありませんが、身体がほかほかあったまりそうですね。
定番商品の他に、季節ごとのイベントに合わせていろんなデコレーションをしています。復活祭の時にはとても大きな卵型のチョコレートが置かれますが、1万円以上していたと思います。今はクリスマスツリーやサンタさんのチョコレートがありました。
私は疲れているけれど頑張らないといけない時にはフォンデンテ(ダークチョコレート)を食べます。カカオの味がしっかりしていて甘すぎず、持久力を高めてくれるような気がします。
音楽院の修了試験リサイタルの時、友達がこのガイオーディンで、箱詰めのたくさんのチョコレートをプレゼントしてくれたことがありました。チョコレートのプレゼントほど笑顔になってしまうものはないような気がします。
贈り物に迷った時は、このヴェズヴィオ火山によくお世話になっています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。