2013年秋〜2014年の公演プログラム公開
毎年サンカルロ歌劇場のシーズンは9月から6月となっており、6月1日の今日、来年度(2013年9月以降)のプログラムがついにオフィシャルサイトに公開されました。
詳しいプログラム内容はこちらをご覧ください。
そして昨日から、6月8・9日に控えたワーグナーガラコンサートに向けた稽古が始まりました。7月にはカルミナブラーナ公演があり、ラヴェッロやルッカへの引越し公演もあり、オペラシーズンが終わっても8月以外は公演があります。サンカルロ歌劇場は8月の一ヶ月間は全く公演を開きません。団員はみんなバカンスへ行ってしまいます。
実はイタリアの音楽界、経済危機のために経営難なところが多く、団員も気が気ではありません。国家公務員でありながら、副業を持つ人がほとんど。私もオフシーズンの間にオーディションなどに挑戦しなくては!
悲しいことに音楽家の人生が安定することはほぼありません。そして劇場内でもメンバーの中での蹴落とし合いなど熾烈な戦いが繰り広げられます。ただでさえ外国人の私がここにいるわけですから、当然嫌な目にもあいます。
でも美味しいものを食べて気持ちを切り替え、日本の家族と話をして元気を出し、また挑戦するしかないのです。
He makes no friends who never made a foe(Alfred Lord Tennyson)「一人の敵も作らないものは、一人の友達も作れない」
歌劇場の中ではこの格言も通じないような気がします。
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