アマルフィを見下ろす絶景のラヴェッロコンサート
南イタリアの避暑地として知られるラヴェッロは、アマルフィ海岸の上の小高い丘にある小さな街です。作曲家ワーグナーが愛したこの緑溢れる美しい街は、夏になるとたくさんの観光客で溢れます。そして、毎晩のようにコンサートが開かれます。昨日はサンカルロ歌劇場によるワーグナーガラコンサートでした。
ラヴェッロにはナポリからSITAという会社のバスが出ています。私たちはテアトロからみんなでバスで行ったのですが、山を登って下る道がとても狭く、カーブがひどく、普段酔わない人でも酔うほど。私はビニール袋持参の上、薬も飲んで、早めに行って一番前の席をキープしました。
その代償に、道中で見られる景色は圧巻。スリルのある細い道から見下ろすナポリの街並と海は、ただただ美しい。
うまく写真が撮れませんでしたが、途中でやぎの群れに遭遇。前にラヴェッロに行った時も出会ったので、かなりの率でここを通過するみたいです。
このホールが見えてきたら到着。
絶景をバックにコンサートを楽しむ会場は、ラヴェッロの広場に面したヴィッラルフォロ(ルフォロさんの豪邸)内にあります。
1200年代に建てられたヴィッラは、お花でいっぱい。中に入るとタイムスリップしたような気分。
そして、昔から変わらないであろう絶景が広がります。
こんなところでワーグナーを歌うなんて、大興奮!リハーサルをしながら喜びを噛み締めていました。
反響板もなく決して音響がいいとは言えませんが、海の香りが漂う中だんだん暗くなっていく野外ステージで、オーケストラと合唱と観客が一体になる感じが最高でした。
日中は暑いけれど、夜は肌寒く風が出てくるので、上着を持参するのをお忘れなく!
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