11月の伝統お菓子「トローネ」

公開日 : 2013年11月11日
最終更新 :

 トローネと呼ばれるお菓子は、10月末頃からお菓子屋さんの店頭に並び始めます。11月の死者の月のお菓子と聞いたこともありますが、クリスマスシーズンに家庭で必ず食べるお菓子のひとつ。日本でいうところのヌガー。

 泡立てた卵白と蜂蜜とお砂糖を高温で固めて、中にアーモンドやくるみを入れたこのトローネは、「柔らかいトローネ」と「固いトローネ」と呼ばれる二種類が存在します。

 中でもEl Almendroという会社の固いトローネはとっても美味しくて我が家のお気に入り。日本に帰る時は空港の免税店で必ず買って帰っています。

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 トローネの起原はローマ時代にまで遡ります。サムニウム人がベネヴェント地方で広めたこのお菓子は、もともとアラブから地中海を越えてやってきたものだそうです。

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 日本ではあまり見かけない「柔らかいトローネ」。イタリアでも、ハロウィンあたりからクリスマス頃までしか作られません。お菓子屋さんで切り売りしてくれるので、食べ歩きもできます。この時期にイタリア旅行される方は、ウインドウにこんなお菓子を見つけたら是非お試しあれ。

 ちなみに、パッケージされた「固いトローネ」は季節に関係なく売られています。

 いろんな味があって、どれもとっても甘くて美味しい!

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 そうそう、ジェラート屋さんによっては「トローネ味」っていうのもあります。こちらも探してみてくださいね。

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