ミラノEXPO速報!日本館大人気
工事の遅れが心配されたミラノ万博。「低賃金、過酷な労働」を理由にイタリアの若者たちが求人に応じなかったり、汚職問題や経費の無駄遣いとしてEXPOを反対する過激派の暴動があったり、やはり大きなイベントの裏には問題がつきもの。
実際にはミラノを始め、イタリアの人々に仕事を与えてくれたのもEXPO。低賃金なんて文句言ってないで、汗水たらして働くことに喜びを感じよう若者たち!何よりもこの食の祭典を楽しむのが一番!
物議を醸しているミラノ万博ですが、入ってみるととっても楽しいお祭りです。
140カ国以上の国の食文化を見て回れるなんて最高!なんだか大学の学園祭とデパートの物産展がスケールを大きくしたような雰囲気。現代社会の最大のテーマである「食」。先進国は「飽食」「食育」などをテーマに掲げ、発展途上国は「飢餓」「食料生産」などを扱っているところも。
スローフードコートでは、写真と共に説明を追っていきます。
荷物チェックや身体検査を受けて、入り口ゲートをくぐると迎えてくれるのはこちらのパビリオンゼロ。
ここでは人類が自然と一緒に共存してきた歴史を語っています。
実は開幕二日前に私が見た時は、クレーンやトラックが行き交う荒れ地でした。私たちキャストも工事用ヘルメットをかぶって通勤していました。心配しながら到着した当日の朝、魔法を使ったのでは!?と思うほど見事な完成ぶり。中を覗くといろいろアラはあるけれど、外観は形になりました!土壇場に強いイタリア人。というより、追い込まれないと頑張らないイタリア人...。
ちなみに一番に完成したのが日本館、続いてドイツ館、スイス館だそう。国民性が表れますね〜。ぎりぎりに帳尻を合わせてくるちゃっかりイタリアの国民性も憎めませんが、かなりハラハラさせられました。そんなイタリア館の見事なこと!
こちらは我らが日本館
開幕2日目の土曜日は1時間待ちでした。
ネパール館では国旗が下げられ、工事は中断して募金箱を設置してありました。たくさんの人がその国を身近に感じ、被災を見舞う姿が。これこそ万博。
様々な国の食文化を知ることは、まさにその国の文化を知ることと言えます。そして、何よりも美味しいものは国境を越える!食べて楽しもう!
イタリアの各州から郷土料理も出店しています。シチリアからトリノまでそれぞれの味が楽しめます。もちろんナポリピザも。ワインのお店も。
イタリア料理を楽しむのもいいし、なかなか味わえないアフリカ料理もいいかも。
各パビリオンを見ているだけでも楽しめます。美味しい匂いのする方向へ向かうのも正解!
140カ国以上が参加しているので、全てのパビリオンの写真を載せきるには時間がかかりそうです...。
さて、開幕初日にはEXPO反対派による暴動が起こりました。銀行や車の窓を破壊し、警察機動隊が催涙ガスを使って取り押さえるほど過激なデモとなりました。しかし、ブラックブロックと呼ばれる黒尽くめの服を着た暴力的なグループは逮捕されることなく、一般人デモ参加者のみが逮捕されるという腑に落ちない報道がされています。これにはマフィアの影があるなどとも囁かれていますが、真相はわかりません。
デモに巻き込まれないよう、どうぞ気をつけて行動してください。黒一色の服は着ない方がいいかもしれません。
汚職や経費の無駄遣いなどは、このような世界的イベントが起きれば必ず問題となることです。残念ですが、世の中はそんな風に動いてしまいます。ですが、そんな難しいことはお偉いさんたちに任せて、私は世界とつながることのできる食の祭典を楽しみたい!そう思うのです。
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