イタリア人と結婚。

公開日 : 2015年09月03日
最終更新 :

 7年付き合っていたナポレターノの彼と二月に入籍し、ナポリのお城で簡素な式を執り行い、お気に入りのカフェ・ガンブリヌスを借りて結婚パーティーをしました。

 日本から両親も駆けつけてくれ、二月にも関わらず温かくてとっても良いお天気で、最高の思い出になりました。

 そして、この8月に日本の私の実家近くにある道後温泉のすぐ側にある和風旅館にて念願の和装の挙式をしました。

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 ミラノでのお仕事を終えてすぐに日本に発ち、一ヶ月半弱で式の準備をしていて、ナポリ特派員のブログをしばらくお休みしてしまいました。ごめんなさい。

 9月1日からミラノ万博でのお仕事に復帰したので、ミラノ生活についても番外編として書いていきたいなと思います。ナポリにも時々帰るので、もちろんナポリ情報もお届けしたいと思います。

 さて、イタリア人との結婚ってどんなの??という疑問を抱く方も多いと思います。

 まず、国際結婚は手続きが頻雑で難しいと思うかもしれません。が、順を追ってこなしていけばそんなに難しくはありませんでした。ただ、日本のように入籍したい日に婚姻届に記入して提出するというほどにシンプルにはいきません。少し早めから準備が必要です。

 検索にかけるといろいろなブログでイタリア人と日本人の結婚手続きについて書いてある記事があります。私もそれを参考にして進めていきました。

 日本から戸籍謄本を取り寄せて、ローマの大使館に行ったり、ナポリ県庁でローマの日本大使館が出してくれた書類にはんこをもらったりして、それと共にイタリア人の旦那さんの書類を持ってようやくナポリ市役所に提出に行くことができます。

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 その時点では「結婚の約束」といういわゆる「オフィシャルな婚約の成立」に過ぎません。

 市役所の前に二人が結婚するという紙が張り出され、10日間〜2週間(州によって違うようです)誰も異議を申し立てなければ結婚する許可がおります。

 そして、「結婚の約束」をした日から180日以内に結婚をしなければなりません。これが入籍にあたります。役所婚と宗教婚とを選ぶことができます。私たちはコムーネと呼ばれる市役所での式を選びました。ナポリでは申請が通ればマスキオ・アンジョイーノ城内にある海を臨む間を借りて入籍の儀を行うことができます。

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 入籍した後は、再び市役所に結婚証明書をもらいにいき、旦那さんの国籍証明書を取って、ローマの大使館に結婚の報告を提出します。この時に日本のものと同じ婚姻届に記入します。イタリア人側名前を書く欄には、せっかくなのでカタカナを練習させて本人に書いてもらいました。

 そして、警察署に滞在許可証の配偶者用を作ってもらいにいきます。カルタ・ディ・ソッジョールノと呼ばれるこの書類で、5年間は更新の必要なくイタリア(及びEU諸国)にいることができます。5年後も結婚生活が続いていれば(笑)その後は永久の滞在許可証に切り替えることができるそうです。

 これからは観光の情報の合間に、イタリア人との結婚生活の楽しさと困難さなども書いていければいいなと思います。

 今後ともよろしくお願い致します。

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