コロナ禍・ナポリのパスクア(復活祭)

公開日 : 2021年04月10日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

Ciao a tutti!

ナポリの今月は例年になく、2月のような冬の寒さで、春の衣替えをした後、また冬のハーフコートなどを引っ張り出しながら毎日過ごしていました。

そんな中義理の父が帰らぬ人になりました。

93歳と大往生でしたが、ここ数年はバダンテ(家の身の回りのサポートをしてくれる人のこと)に24時間体制で住み込みで来てもらいながら静養していました。

記憶力が90歳を過ぎたころから徐々に薄れていき、一人でふと外出し徘徊することもありかなり危ない状態でした。

しかしながら病院や施設に入るのは嫌だといい、どうしても自宅で過ごしたいという希望を叶え、家でできる限りのことはサポートしました。

最後の2週間は日曜日の夜唯一バダンテがいない時に限ってこけてしまい、ベッドの部屋へ行くことができず、玄関でさまよっていたらしく、下の階に住んでいる人が、そのこけた音に気がついて、警察を呼んで連絡をもらった私たちはビックリしてとび起き、夫は夜中タクシーを飛ばして義理の父宅へ行き、何とか落ち着きそんなことがこれまでも何度か続きました。

亡くなった後は幸いコロナウイルス感染が死亡の原因ではなかったため簡素ではありましたがお葬式を行うことができました。

実はそのちょうど一か月前に年子のピーナおばさん(義理父の妹)が亡くなったばかりでしたので、一緒にあの世へ行ったのかなあと親戚の人たちと言っていました。

あっという間にお葬式も終わり義理父の家のかたずけやその他のいろんな事務手続きをこれからしていかなくては行けません。

義理の母はきちっと遺言書を残していましたが、義理の父は遺言書を書いていなかったため、その手続きから始めないといけない羽目となり、証人と一緒に公証人のところへ行き、その後もいろいろと決まりごとがあってややこしいのですが、人生いつでも勉強のつもりでこれからやりこなしていきたいと思っています。

その後復活祭がありましたが、ナポリはレッドゾーンでしたしこのような家庭の事情もあって今回は自宅でひっそりと迎えました。

カルネヴァーレからパスクアまでお肉を一切食べませんでしたので今回は楽しみしていたラザニアを作りました。

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こちらがラザニア用のトマトソース(ボロニェーゼ風にしたかったのですが、夫の希望でナポリ風のラグーソースにしました)

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ラザニアのグリーンパスタ(ほうれん草入りのラザニア用手打ちパスタ)!

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ラザニア舞台裏!笑

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ラザニアの出来上がり!

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横から!

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もう少し焼きたかったので再度オーブンに入れました!

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このオーブンは自宅ピッツア専用のために購入!

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ラザニア盛り付け!

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ナポリではパスクアでよく食べられるトルタノ!

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こってり料理のあとはミックスサラダが欠かせません。

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フルーツはイチゴ生ホイップのせ!

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ドルチェはパスティエーラというトルタ!こちらもナポリではパスクアでよく食べられます!

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こちらはその数日後夫の誕生日と偶然にもカルボナーラデーと重なり迷わず夫大好物のカルボナーラを作りました!

お皿がはみ出すほどの大盛り!

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バースデーケーキ!

小さなイチゴ入りのミルフィーユトルタ!

いかがでしたでしょうか?

イタリアもコロナ禍ではありますが、昨年のような不安でどんよりした感じではなく、コロナと一緒に前向きに生きていこうという感じになりつつも、ワクチンがなかなか接種できず、更にはワクチン接種後の後遺症で亡くなるという暗いニュースも聞きながら、不安定な気温で寒い4月をモンモンと過ごしていますが、日本も感染者が続々と増え3度目緊急事態宣言になる予感。

ここはもう少しの我慢、近い将来あの時期は本当に大変だったねと笑って話せるように個々がお互いにリスペクトしコロナ対策を心掛けたいですね!

ピッパ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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