中世を感じるカセルタ・ヴェッキア
みなさん、こんにちは!
カセルタといえばヴェルサイユ宮殿と比べられるカセルタ宮殿がありますが、そこから10KM離れた丘の上に中世の面影を残した町カセルタ・ヴェッキアがあります。
カセルタの駅からバスが出ていて、バスで40分くらいです。
あまり本数がないので気を付けてください。
時刻表は2019年5月ころのですので、変わっている場合がありますが、参考までに。
タクシーで行くと25~30ユーロくらいのようです。
カセルタ・ヴェッキアに着くとすぐお城の塔が見え、その後ろにお城の後があります。
そこから小さくてとてもかわいい町に入っていきます。
中世にタイムスリップしたかのように中世の町が残っています。
それもそのはずで1960年にユネスコのイタリア版のようなイタリア国内での重要遺産に登録されています。
通りを歩くだけで中世を感じられます。
カセルタよりもカセルタ・ヴェッキアの方が安くておいしいレストランが多いです!
カセルタ・ヴェッキアの歴史は古く、いつからかはわかっていません。
ビザンティン帝国に統治されていたともいわれ、お城ももともとはビザンティン帝国のお城があったところに築いたとも伝えられています。
はっきりわかっているのは861年頃にはランゴバルド人が住んでいたという記録が残っています。
そこから発展していきましたが、ブルボン家がナポリを統治するようになった時カセルタ・ヴェッキアから下り平地に宮殿を建てたのでその周りが発展していき、カセルタ・ヴェッキアから人も下に降りていき忘れ去られて行きました。
いまでは170人前後の人が住んでいるようです。
でもそのおかげで、中世のままの町が残っているので今の時代の私たちから見ると良かったといえば良かったですね。
カセルタ・ヴェッキアのドゥオーモは妖精が作ったという伝説があります。
昔、ドゥオーモを作る時、町の下にあるギリシャ神殿の大理石の柱を使いたかったんですが重くて上までは運べませんでした。
そこで妖精に大理石を運ぶよう頼んだところ、自分たちの場所を荒らさないという交換条件で大理石の柱を運んでくれたそうです。
私が行った時は曇っていて、写真がいまいちですが、晴れているとカセルタ宮殿やカセルタの町が一望でき素晴らしいパノラマです。
日本ではあまり知られていないと思いますので、是非カセルタ宮殿へ行った際には、中世の小さな町カセルタ・ヴェッキアも寄ってみてください。
筆者
イタリア特派員
Nakky
2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。
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