中世を感じるカセルタ・ヴェッキア

公開日 : 2019年07月29日
最終更新 :
筆者 : Nakky

みなさん、こんにちは!

カセルタといえばヴェルサイユ宮殿と比べられるカセルタ宮殿がありますが、そこから10KM離れた丘の上に中世の面影を残した町カセルタ・ヴェッキアがあります。

カセルタの駅からバスが出ていて、バスで40分くらいです。

あまり本数がないので気を付けてください。

IMG_7754.JPG

時刻表は2019年5月ころのですので、変わっている場合がありますが、参考までに。

IMG_7753.JPG

タクシーで行くと25~30ユーロくらいのようです。

IMG_8019.JPG

カセルタ・ヴェッキアに着くとすぐお城の塔が見え、その後ろにお城の後があります。

そこから小さくてとてもかわいい町に入っていきます。

中世にタイムスリップしたかのように中世の町が残っています。

それもそのはずで1960年にユネスコのイタリア版のようなイタリア国内での重要遺産に登録されています。

IMG_7760.JPG

通りを歩くだけで中世を感じられます。

IMG_7758.JPG

カセルタよりもカセルタ・ヴェッキアの方が安くておいしいレストランが多いです!

カセルタ・ヴェッキアの歴史は古く、いつからかはわかっていません。

ビザンティン帝国に統治されていたともいわれ、お城ももともとはビザンティン帝国のお城があったところに築いたとも伝えられています。

はっきりわかっているのは861年頃にはランゴバルド人が住んでいたという記録が残っています。

そこから発展していきましたが、ブルボン家がナポリを統治するようになった時カセルタ・ヴェッキアから下り平地に宮殿を建てたのでその周りが発展していき、カセルタ・ヴェッキアから人も下に降りていき忘れ去られて行きました。

いまでは170人前後の人が住んでいるようです。

でもそのおかげで、中世のままの町が残っているので今の時代の私たちから見ると良かったといえば良かったですね。

IMG_7772.JPG

カセルタ・ヴェッキアのドゥオーモは妖精が作ったという伝説があります。

昔、ドゥオーモを作る時、町の下にあるギリシャ神殿の大理石の柱を使いたかったんですが重くて上までは運べませんでした。

そこで妖精に大理石を運ぶよう頼んだところ、自分たちの場所を荒らさないという交換条件で大理石の柱を運んでくれたそうです。

IMG_7763.JPG

私が行った時は曇っていて、写真がいまいちですが、晴れているとカセルタ宮殿やカセルタの町が一望でき素晴らしいパノラマです。

日本ではあまり知られていないと思いますので、是非カセルタ宮殿へ行った際には、中世の小さな町カセルタ・ヴェッキアも寄ってみてください。

筆者

イタリア特派員

Nakky

2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。