聖・ジェンナーロの日ナポリの美術館無料。70年ぶりに復活のイルミネーション!
みなさん こんにちは!
イタリアには各都市を守ってくれている聖人がいて、例えばローマは聖ピエトロとパオロ、ミラノは聖アンブロージョ等です。
ナポリの聖人はジェンナーロとされ、聖ジェンナーロはローマ皇帝ディオクレティアヌス時代の人物で、ベネヴェントに生まれたといわれています。(ナポリの説もあります)
ベネヴェントの司教になり、ディオクレティアヌス時代のキリスト教迫害の時期、聖ジェンナーロも捕まりポッツォーリのローマ古代劇場でライオン達に襲わされる刑になりましたが聖ジェンナーロの前では猛獣たちも静かになり、その後火破りの刑になりましたが火傷一つせず、そして9月19日斬首刑になり亡くなりました。
遺骨はベネヴェントに持っていかれたりしましたが、最終的にはナポリに戻ってきました。お墓はナポリのサニタ地区カタコンベ・ディ・サン・ジェンナーロにあります。
ナポリ人にとっても愛されている聖ジェンナーロ、9月19日は聖ジェンナーロの日でナポリは祝日になっていて、
18日から19日にかけてドゥオーモやバジリカ・サン・ロレンツォ・マッジョーレなどでミサなどが行われます。
18日16時30分過ぎにバジリカ・サン・ロレンツォ・マッジョーレからドゥオーモにかけて歩き、その後ドゥオーモでミサがあります。有名なのは、いつも固まっている聖ジェンナーロの血が液状化する現象です。
何年か前にその日たまたまドゥオーモの近くにいたので見てみようとドゥオーモに行ってみたところ、すごい混んでいたんですが、それもたまたま真ん中の通路の横に座っていた人が帰ってしまったのでラッキーにもそこに座ることができ良くみれました。それまでは「そんな血が毎年液状化するなんて、何かしてるんじゃないの」と思っていましたが、実際間近で液状化する所を見るとやはり神秘的なものを感じました。
2019年は9月14日から22日まで聖ジェンナーロを祝福してドゥオーモ通りのイルミネーションが70年ぶりに復活します。
宗教的な行事も多いのですが、9月19日はナポリの国立美術館が無料になります。
残念ながらポンペイやエルコラーノは無料ではありません。
無料になるのは国立考古学博物館、王宮、サン・テルモ城、サン・マルティーノ修道院等です。
ナポリ郊外ではバイアの城、カンピ・フレグレイ、ポッツォーリローマ古代劇場、等です。
9月19日ナポリに観光に来ている場合、美術館巡りをしてみてください。
筆者
イタリア特派員
Nakky
2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。
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