2020年の海水浴事情
皆さん こんにちは!
2020年の今年は6月なのにそこまで暑くないなぁと思っていましたが、どんどん暑くなってきました。
カンパーニア州は6月22日から外はマスクなしでも歩けるようになりました。
といっても、その前からナポリでは感染者も少ないので外を歩いてるほとんどの人がマスクなしでした。
この暑い時期マスクをつけて歩くのはつらいですよね。
22日以降も病院、店内や電車などではマスクが義務づけられています。
さて、イタリア人といえば海大好き!
いつもならイースター後からイスキア島の温泉プールに行き、8月のバカンス以外5月後半くらいから10月まで海に行くので、私の彼は海に行きたくてストレスが溜まっているようです。
新型コロナウイルスの影響で海水浴も今年はいろいろ決まりがあるようです。
ちょっと今年のイタリアの海水浴事情をご紹介したいと思います。
イタリアの海はSpiaggia libera(スピアッジャ・リーベラ)とStabilimento(スタビリメント)があります。
Spiaggia liberaというのは、何もない砂浜に好きな場所にタオルを敷いたり、自分たちで持ってきた椅子やパラソルを置いて無料で海水浴を楽しめる場所です。
一方Stabilimentoとは、入場料を払い、パラソルやサマーベッドがあり、レストランやトイレ、シャワー、更衣室が用意されているところです。
今年はスピアッジャ・リーベラは監視する人もいないので禁止にしようかという案もありましたが、最終的には開けることにしました。
ただし、間隔を空けること、場所によっては大勢の人が押しかけないようにアプリをダウンロードして前日までに予約をしないといけない場所もあるようです。
スタビリメントは、パラソルとパラソルの間隔をあけておくこと。
サマーベッドやイスなどは人が変わるごとに消毒すること。
こまめに更衣室やトイレを掃除して除菌すること。
などの決まりがあります。
あとは大勢で遊ぶスポーツは禁止。
スタビリメントも今年は事前予約が必要な所が多いようです。
まだ今年は海に行ってませんが、私は太陽の動きに合わせてパラソルの影になるところにサマーベッドを移動するのですが(イタリア人は影ではなく日焼けできるように日差しに合わせて移動してます)、それは今年はできないのでしょうか??
ちなみにナポリのポジリポにあるスタビリメント、バーニョ・エレナは前日までに予約が必要で人数がいっぱいになれば締め切るそうです。
同じくポジリポのマーレ・キアーロにあるヴィッラ・インペリアーレは特に予約しなくても当日行けるそうです。
ポジリポのマーレ・キアーロ。ナポリは砂浜が少ないのでここら辺は砂浜ではなくて岩の上にサマーベッドなどを置きます。
写真は手前がスタビリメントの場所、奥はリーベロの場所。ローマ時代の建物の上からよく少年たちが飛び込みをして遊んでいます。
ナポリの海ですがこんなに透き通ってます。
ローマ時代の建物の中。下を通り抜けれるようになってます。
この新型コロナウイルスの影響でイタリアの観光業界も大打撃を受けています。
ローマのホテルで働いている友達もまだホテルは開いておらず、いつ開くかもわからないそうです。
イスキア島のホテルで働いる友達は7月から営業再開だそうです。
観光業界もそうですが、イタリア国民にとって夏のバカンスはとても大事なので、国がバカンスボーナスを発給することになりました。
家族の人数によって値段が変わりますがだいたい€150から€500くらいもらえるようです。
期間は12月末まで有効。
ただ、昨年2019年の年収によるので4万€以下の人が対象です。
自粛期間中のお給料が有給消化としてお給料が全額払われた人も多いので、行きたくても有給がない!という人も多いみたいです。
今年のバカンスの人気の場所はシチリア島やプーリア州など海がやはり人気ですが、ドロミーティなどがあるトレント・アルトアーディジェ州など山に行く人も多いようです。
バカンスに行く人は昨年に比べて少なくなるようですが、感染に気をつけてバカンスを思いっきり楽しみたいですね!
筆者
イタリア特派員
Nakky
2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。
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