涼しくなったら食べたくなるナポリ家庭料理紹介

公開日 : 2020年10月12日
最終更新 :
筆者 : Nakky

皆さん こんにちは!

ナポリは今週は雨ばかりのようで急に涼しくなってきました。

以前ナポリ料理のジェノヴェーゼを紹介しましたが、今回はまた違うナポリの家庭料理を紹介したいと思います。

まず涼しくなってきたこの季節食べたくなるパスタ。

パスタ・パターテ・エ・プローヴォラ(ジャガイモとプローヴォラ[燻製モッツァレッラ]のパスタ)。

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玉ねぎとにんじん、セロリをみじん切りにし、パンチェッタ(ベーコン)と一緒に炒め、ジャガイモとトマトを小さく切り入れて、お水を少し入れて少し煮込みます。

そのあとパスタミスタ(色んなショートパスタのミックス)を入れ、最後にプローヴォラを入れてできあがり。

ジャガイモの食感とプローヴォラの風味でとてもおいしいです。

ふたつ目はパスタ・ラグー。

ラグーといえば、ボロニェーゼを思い浮かべる人も多いと思いますが、ナポリのラグーはお肉がありません。

ナポリのレストランでひき肉の入ったトマトソースのパスタを思い浮かべて注文すると「え?」と思います(笑)。

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ラグーは各家庭で異なりますが、トマトソースにブラチョーラ(薄い肉にペコリーノチーズ、干しブドウ、ピノーリを入れて巻いたもの)やポルペッテ(肉だんご)、サルシッチャ、豚肉のかたまりなどを入れて5時間くらい煮込んだ料理です。

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ブラチョーラ

ジェノヴェーゼと同じように、お肉の味がしみ込んだトマトソースをパスタのソースにして、セコンドピアットとして煮込んだお肉を食べます。

最後にパスタ・ピセッリ。

グリンピースのパスタです。

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これはシンプルに玉ねぎのみじん切りとパンチェッタを炒め、そのあとグリンピースとパスタミスタを入れてできあがりです。

ナポリの家庭料理というか、イタリアの各地の家庭料理は貧しい家庭料理から始まってます。

パスタ・パターテもジャガイモでお腹を満腹にしたり、ラグーもお肉の捨てる場所などを煮込んで食べたり。

パスタミスタを多く使うのも、残ったパスタを入れてしまえということだったんでしょうが、いまはパスタミスタとして売っています。

ナポリ料理には多く使うので、おみやげに買ってみてはどうでしょうか?

筆者

イタリア特派員

Nakky

2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。

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