海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > 日本  > 奈良特派員ブログ > 二月堂から奈良を展望

日本国内/奈良特派員ブログ 大向 雅

日本国内・奈良特派員が現地から日本地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2017年11月 2日

二月堂から奈良を展望


二月堂から奈良を展望

DSC07313.JPG
今回は東大寺の二月堂へ参ります。二月堂とは、旧暦の二月(現在の三月)の一日から二週間の間、修二会(しゅにえ)という行法が行われることに由来しています。


大仏殿の回廊から出てすぐ目の前の坂道を手向山八幡宮に向けて上がって行くのが一般的なルートですが、私はここを通らずに回廊に沿って大仏殿の裏手の参道から二月堂へ向かいます。

DSC02480.JPG
こちらのルートはほとんど観光客が歩いていませんし、石畳と土塀の向こうに段々と二月堂が現れる感じの方が古都の風情を楽しんでいただけると思います。
DSC02482.JPG
二月堂には階段が二つありますが、屋根付きの方はかなり勾配がキツイですから上る時は南側の広い石段をおすすめいたします。

DSC07321.JPG
現在の本堂は江戸時代の1669年に再建されたもので、2005年に国宝にしていおされました。ご本尊として大観音(おおかんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像をお祀りされていますが、完全に秘仏となっておりますのでお堂の前からお参りするだけで、残念ながらお顔を拝することはできません。

DSC06945 (5).JPG
修二会を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、大きな松明(たいまつ)が欄干から突き出され火の粉が舞い散る様子から、何か派手なお祭りのように思われがちですが、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を願うために、私たちが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂のご本尊・十一面観世音菩薩にたいして懺悔(さんげ)するというものなのです。その時に閼伽井屋(あかいや)から取った御香水を捧げる行があることから通称・お水取りとも言われています。752年に大仏が開眼されたときに始められて以来、1266回一度も途絶えることなく続けられていますので本当に歴史がある行法だといえます。

DSC07317.JPG
二月堂からの眺めは最高で、大仏殿の大きな屋根をはじめとする諸堂、平城宮跡の大極殿までもが見渡せ、天平時代の風を肌で感じることができる場所ですから、ぜひ上がって頂きたいと思います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 奈良県情報へ
にほんブログ村

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー 見所・観光・定番スポット
2017年11月 2日
« 前の記事「国家の安泰を願った毘盧遮那仏」へ
»次の記事「天平美術の宝庫・三月堂」 へ
おすすめ記事
奈良特派員 新着記事
四つの塔頭に守られる長弓寺
猿沢池は興福寺の放生池
しあわせ回廊 なら瑠璃絵
古代の氷室神社でパワー充填
氷室神社で古代のオンザロック
春日若宮十五社巡り
春日大社へ初詣
天平の悲しいヒロイン達

近畿旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■奈良県の旅行記・口コミ「旅スケ」へ

日本国内特派員ブログ一覧

しまなみ海道・広島ニセコ・北海道三重与論島五島列島京都別府和歌山埼玉大阪奈良宮古島富山小笠原山形広島徳島房総・千葉新宿札幌東京東京2東京3栃木横浜・神奈川沖縄沖縄2湘南滋賀神戸神戸・兵庫福井福岡福島種子島能登茨城軽井沢・長野金沢釧路長崎長野青森香川鶴見大島・大分鹿児島

日本国内にもどる

  • 特派員プロフィール
  • 奈良特派員

    奈良特派員
    大向 雅
    京都奈良観光散策 雅流塾の代表 観光ハイヤーの経験と知識をもとに2014年に独自の観光ガイドシステムを立ち上げフリーランスの観光コンシェルジュ“たっしー&たー坊”として活動中 古都奈良にある神社・仏閣や名所旧跡を通して 古代より現在まで先人たちから受け継ぎ育んできた歴史と文化を分かりやすく伝えていきたいと思います。 DISQUS ID @disqus_YaoRmxkTzr

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集