桃尾の滝で癒されながらパワー充填

公開日 : 2018年08月02日
最終更新 :
筆者 : 大向 雅

まだまだ暑い日が続きますので、今回は少し涼しい場所をご案内。

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こちらの桃尾の滝は天理にある石上(いそのかみ)神宮から車でほんの10分の所にありながら、とても本格的な滝なのです。

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大和高原の西を南北に走る、いわゆる春日断層崖(かすがだんそうがい)の中ではもっとも大きな滝で、滝の水の落差は23mもあります。

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今ではいかにも森の中にあるいうイメージですが奈良時代に高僧・義淵(ぎえん)によって創建された蓮華王院龍福寺(れんげおういんりゅうふくじ)というお寺の境内でした。

明治の初期に行われた神仏分離からの仏教排斥運動、いわゆる廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の犠牲になって廃寺となりましたが、中世には寺領500石を有する真言密教の大道場だったそうで、その名残なのかあちらこちらに不動明王がお祀りされています。

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こちらは一番メインになる祠(ほこら)に祀られたお不動様

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大きな石に彫られた不動明王

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滝の真中にも小さい体で力強く立たれています。

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また「布留(ふる)の滝」として和歌にも詠まれたこの滝は古くから行場としても知られていた場所でした。とても神聖な場所であることが、注連縄(しめなわ)で結界が作られていることからも伺えます。

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これだけの緑の中で滝の音だけが聞こえてくると、あらゆる雑念を祓ってくださりとても癒されるものです。このような癒しの場所でさえも強烈な気を溜めこむパワーが感じられるのも奈良ならではかもしれませんね。

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